摂食障害

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拒食症から転送)

認知機能障害であり、実は認知機能障害の一つ。

アルコール依存症などと同じで、進行すると低栄養状態を背景とした、気分障害(不安症や鬱)などを抱えたり、認知修正力が低下したり、人と自分を単純比較するようになったり、自分を変える決断を行うことができなくなってしまう。

精神的な病気であるということを認識して、早いうちに周囲が本人に影響することが極めて重要である。


拒食症

食事を食べることを自分で制限するなどして、たべられなくなってしまう障害。

認知のゆがみに気づくことがとくに重要になる摂食障害の一つである。

長期的には、デメリットしかないが、本人が独りでそのことに気が付くのはまず不可能なので、周囲が「おせっかい(と本人が感じるレベルで)」に上手に踏み込んでいく必要がある。

現実の問題として、指摘するほうも指摘されるほうも、感情的になってしまって、難しい一面があるので、周囲で解決することが困難な場合には、専門家に相談することも重要である。

拒食症の患者では症状が重くなるほど、脳の「腹側前頭前野」と「後部島皮質」という2つの部位の体積が増加していることが分かった[1]

ルッキズムとの関連

本人の無意識、意識にかかわらない「太っていることはよくない」「やせていることは価値がある」という見た目を根拠とした認知が背景にある。ルッキズムの一種ともとらえることができ、自分で自分にたいして差別意識を働かせている状態であるということもできる。

価値観の狭窄によっても、摂食障害はおこりうる。

痩せていることの経済的価値

痩せていることには、「選択される」という、経済的価値が存在する。つまりメリットが存在する。

アスリートの肉体改造と同じような側面があるといえる。

そのメリットを制限する動きの一環として、痩せすぎているモデルを採用することを制限する政治的な動きも出てきている。