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長時間の使用よりも、持ち運びのしやすさと収納に特化した機能。旅行時など、一時的な使用の用途が考えられる。 | |||
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<ref>[https://moov.ooo/article/606ad6df357505231f230cb8]</ref> | |||
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押し手部分にある、いわゆる介助ブレーキとよばれるブレーキ機能。坂道での使用場面などで役な立つ機能。 | |||
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チューブとエアーではないので、そもそもパンクしない。そのため空気入れのメンテナンスが不要となる。一方でクッション性が悪かったり、エアーに比べて重量が増えるデメリットもある。出しっぱななしで屋内使用する場合にはメリットが大きい。 | |||
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2024年4月24日 (水) 10:34時点における最新版
車いすという表記より、車椅子という表記が正式な表記に採用されているらしい。
さておき、このページでは網羅的に収集した情報を掲載する、よてい。
概要
車椅子とは、座った状態、あるいは、シート、座面に体を預けた状態の人の移動を可能にする駆動する椅子と言える。
多くの場合、移動の機構として車輪がついていて、それが移動を可能にする。
歩行が困難な場合の移動を経済的に、可能にする重要なAid toolsと言える。
この記事では、ユーザー視点で車椅子を分類し、使い勝手に影響するポイントを紹介するなどする。
なお、医療介護の現場においてニーズのある、車椅子等のシーティングの技術等についてはシーティングの項目を参照の事。
車椅子選定と作業療法士
ユーザーがいざ、車椅子を選ぶ、となったときに車椅子選定に困ることは少なくない。そんな時に、作業療法士は、基本的に車椅子の選定が行える職種である。
気軽にアドバイスを求められる状態であることが望ましい。
Aid toolsの導入を以て環境調整を行い、日常生活のQOLや利便性を向上させるのは作業療法士の重要な仕事である。
また、当事者と、その家族、多職種から、作業療法士は基本的に車椅子の選定からカスタマイズ、日常生活における運用の最適化とちょっとした生活の彩りに関することについて、必要な程度の広く浅い知識の所有とその運用は当然行えるものであると、期待される。
車椅子導入の目的
ADLの改善向上が目的とされている。[1]
移動範囲が確実に広がり、いわゆる作業剥奪の状態を脱する一つのきっかけとなる。
また、すでに使用している車椅子が、身体的な機能、状態の変化に合致せず、より現状にマッチしたものに変更するために導入、となることも少なくない。このような時に、作業療法士が活用されることが望ましい。
製品カタログ
車いす 販売メーカー や 製造メーカー のものを紹介する。
紙のカタログは値段が古かったり、為替の変動などの影響で商品の取り扱いが終了したりすることがあるため、より情報の新しいインターネット上で公開されているカタログなどを基に検討するほうが、業務遂行上のロスが少ない。
NISSIN(ニッシン)の車いす(車椅子) 日進医療器株式会社 | カタログ(デジタルブック / PDFダウンロード)
車いす選定のための資料
こちらの資料が非常に参考にできる。
生活環境づくり車いすの適合-石川県リハビリテーションセンター資料
車椅子部品名称[2]
車椅子の管理修繕のためには、各部品の名称について大まかでよいので把握しておく必要がある。
クッション、バックサポート、アームサポート、アームサポートパッド、レッグサポート、レッグサポートベルト、負っとサポート、レッグパイプ、ハンドリム、駐車用ブレーキ、前輪・キャスター、駆動輪、ハブ軸、手押しハンドル・グリップ、ティッピングレバー、サイドガード・スカートガード、シート、転倒防止装置、制動用ブレーキ(介助ブレーキ)
といった名称をはあくしておくと、部品損壊した時の修繕依頼や、部品の調達がスムーズになる。
移動のしやすさと転倒リスク
重心との関係性という観点において「移動しやすさ」と「転倒しやすさ」はトレードオフの関係性となる。[2]
使用上の注意喚起ポスター
それでもやってしまうのが人間、ということを踏まえて、ポスターを使用すると良い。
車いす使用の際の注意事項ポスターNISSIN(ニッシン)の車いす(車椅子) 日進医療器株式会社 | カタログ(デジタルブック / PDFダウンロード)
カスタマイズの余地による分類
スタンダードタイプ ・・・ 一般的な車椅子。人を乗せて移動するための、最低限の機能を有しており、価格は最も安い。
モジュールタイプ ・・・ 各パーツごとに微調整や分解、オプション、調節が可能なもの。利用者の体の大きさやニーズに合わせやすい。モジュラー車椅子の名前でも呼称される事がある。
動力
車椅子が人を乗せて移動するには動力が必要である。
主な動力は、自力駆動、電気駆動、後ろから人が押す、の3パターンである。
自力駆動、自走式
一般に自走式とよばれる車椅子の車輪に持ち手がついている。これをつかんで動かすことで車椅子ユーザーは自分の望む方向に車椅子を動かすことができる。このとき、車椅子ユーザー自身の感覚として、その持ち手の上側掴んで前へ押すことで、車椅子を前に駆動し、反対に持ち手を前から後ろに引っ張ることで車椅子を前に動かすことができる。
また、左右で逆に持ち手を動かせば、左右の方向転換を可能にする動きが駆動する。
他動式車椅子、介助式
いわゆる、後ろから押すタイプの車椅子である。
車椅子を車椅子ユーザーが自力で駆動することことが困難である時に、介助者が後ろから押したり引いたりして車椅子を操作することを念頭にした車椅子。
自力駆動と比べて、車輪を小さく出来るので、持ち運びがコンパクトになったり、車椅子の移乗の際の動線の確保が行いやすくなるというメリットがある。
電動式
レバー等のコントローラーの操作によって、で車椅子の進行方向等を操作することができる車椅子。
動力を直接生み出すことが困難である場合においても、本人の意思を車椅子の挙動で表現できることが最も大きなメリットである。
姿勢保持支援
車椅子に乗り続けられるよう、その姿勢を保つための機構がついているものがある。
リクライニング
背もたれを傾けることができる機能
体幹の安定した支持が困難な場合に用いる。
ティルト
座面を傾けることができる機能
車椅子からのずり落ちが顕著な場合に用いる。
背シート張り調整機能
シートの張り、テンションを調整することで、背シートから得られる反発力を調整し、姿勢の保持を助けてくれる。
立位姿勢保持機能
車椅子に体重を乗せたまま、座席が変形することによって、立位姿勢をとることができる車椅子が開発されている。
エレベーティング機能
フットレストやフットサポーターの角度を変更することができる機能。膝が曲がらない場合の支持に用いる。
移乗解除、乗り降り補助
車椅子からの乗り降りがしやすくなるような機能が付いているものがある。
肘かけの機構
肘掛け、アームサポートの部分を移乗の邪魔にならないように動かすことができる機能。
レッグサポートやフットサポートの移動、取り外し機構
レッグサポートやフットサポートを取り外したり、邪魔にならないように左右に広げたりする機構。
足漕ぎで必要ない場合に簡単に着脱することができる方が便利ということで、この機構が採用されることもある。
その他の機能
折りたたみ機能
横に折りたたむ機能。車椅子をシート部分を畳むことで、使わない時に横幅を減らして収納できる機能
背折れ機能
収納時の高さを車椅子を折りたたんで減らす機能。運んだり、収納したりする時に役立つ機能
簡易携帯機能
長時間の使用よりも、持ち運びのしやすさと収納に特化した機能。旅行時など、一時的な使用の用途が考えられる。
実例
介助者用ブレーキ
押し手部分にある、いわゆる介助ブレーキとよばれるブレーキ機能。坂道での使用場面などで役な立つ機能。
ノーパンクタイヤ
チューブとエアーではないので、そもそもパンクしない。そのため空気入れのメンテナンスが不要となる。一方でクッション性が悪かったり、エアーに比べて重量が増えるデメリットもある。出しっぱななしで屋内使用する場合にはメリットが大きい。
外出
バリアフリーマップ
まち(都道府県・指定都市バリアフリーマップ等ホームページ一覧)-内閣府
鉄道利用
各鉄道会社のリソースを確認して、事前相談することが必要。
一例:JR東日本
歩行の不自由なお客さまへ>車いすをご利用のお客さまへ:JR東日本
目的用途別
日常生活用、スポーツ用など場面ごとで、特別仕様のものがある。
スポーツ用はいわずもがな、日常生活用においても、屋外用と屋内用で最適なものは異なる。
災害時と車椅子
日本ではほどんどの道路は舗装されており、また家屋建物内の床は平面であることが前提となっている。
一方で、災害時にはその前提が大きくずれることがある。
例えば地震となった際には、エレベータ機能が消失するかもしれないし、がれき類で動線が平面上に確保できなくなるかもしれないなどの状況が容易に想定される。
また、車椅子は、 小さな前輪は地面が柔らかいと埋まってしまう。[4]
そのため、車椅子ユーザーとその支援者は災害時避難についてのシミュレーションをできる限り具体的かつ簡素に作成しておくことが極めて重要である。
この視点において重要なのが、車椅子の重量で、電動式の場合はその重量が格段に跳ね上がることになるため、介助者が独りの場合はほとんど対応困難となるうえ、二人でも避難時の解除が困難かもしれない、そのような状況はある程度事前想定して織り込んでおく必要がある。
避難時の車椅子の向き
車椅子ユーザーが車椅子に座ったまま介助者が複数人で車椅子を持ち上げることで避難を目指すとき、前方からの転落防止のためかならず勾配が低いほうに車椅子の背中側を向けて移動を行う。
車椅子をあきらめる時の介助方法
介助者が独りの場合は、背中に背負う方法が一般的であろうし、この点については説明を省略する。
複数人介助の場合には、工夫が必要である。[5]
車椅子の前輪が埋まってしまうのを防ぐ
そんなグッズ「JINRIKI」
下記動画にて、2012年11月17日に実施された三重県鳥羽市合同津波避難訓練の災害避難訓練の様子が見られる。
介助者が発揮できる力が少なくても、がれきを乗り越えることができる可能性が高まる。
(下記画像ページをクリックすると商品ページへ飛びます。)
砂利道が多い、寺社仏閣、観光の時にもいいかも。
車椅子で登山することもできる( ^ω^)・・・かも。(介助者の根性と体力があれば)
ちなみに、介護保険の「福祉用具の貸与」で借りることができる。[6]
車椅子選びで考えるべきこと
乗り心地と利用者の骨格・体型
のり心地と、利用者の骨格・体型との間には密接な関係がある。
利用者の身体機能・能力
たとえば、上記のような移動の動力が確保できるかどうかは重要である。
また、一定の姿勢を保ち続けることができるかどうかの耐久性も考慮しなければならない。
失禁や流涎、食べこぼしがある場合には、衛生面も考慮した素材を選ばなければならない。
介助、介護者の身体機能・能力
同居の家族などが主な介護者である場合には、その介護、介助の行いやすさは極めて重要な要素であるといえる。
不慣れな専門職からも、意外と落とし穴になりがちな項目で、しっかりと考慮されたい。
利用環境
住居などで使う場合には廊下の幅なども非常に大きな要素となる。
重量
車椅子の重さは、自走する場合には使用者本人の使いやすさに、介助を受ける場合には、介助者の負担に大きく関わる。
継続使用に伴うメンテナンスのしやすさ
修繕が簡単であれば、継続して使いやすい。
また、体の状態の変化に合わせてある程度調整ができる方が、使い慣れたものを快適に利用しやすい。
車で運搬するかどうか
車椅子を使用する人の自家用車に、車載できるかどうかは、自動車社会においては一つのポイントである。
利用時間
どれくらいの時間を車椅子上で過ごすのかによって、快適、安全、安楽に過ごすことができるように、クッションなどを考慮する必要性が出てくる。
用途
上記にも述べたように、目的用途別に車椅子が開発されている場合もあるため情報収集は大切である。
その他のaidtoolsとの兼ね合い
お互いの邪魔にならないように注意する必要がある。
機能と価格
車椅子においても、機能と価格は比例する。
当然、多機能やら素材にこだわれば、価格は高価になりがちである。
以下、余談 理屈の上では規模の経済による、低価格化を目指すことになるが、それは難しい。具体的には、規模の経済を利用して、(たとえばファッション眼鏡のように)現在の車椅子ユーザー以外のニーズを取り込んで市場拡大できれば、モビリティとしての電動車椅子の価格帯が今後低下していくことも期待出来る。一方で、一般においては健康増進のために、歩行が推奨されているためそのような、一人一人がモーターを使用した移動デバイスを所有する未来はなかなか実現しないと思われる。
保守点検
手動車椅子の破損に注意-使用中にフレームや車輪などが破損する事故が発生-(発表情報)_国民生活センター
車椅子メーカー
世界的シェア(2020時点資料車いす業界の世界市場シェアの分析 | ディールラボ)によると、より大きな企業では、Invacare(インバケア)、Sunrise Medical(サンライズメディカル)、Permobil(ペルモビール)、Ottobock(オット―ボック)、Drive Medical(ドライブ・メディカル)、Pride Mobility(プライド・モビリティ)などがある。
日本の車椅子の最大手メーカーは日進医療器で、競技用車椅子や、オーダーメイド型車椅子にも強みがある。
その他、松永製作所、日進医療器、カワムラサイクル、ミキ、ニック、WHILL
高付加価値車椅子
車椅子はお金さえ出せは、かっこよく高機能で便利なものがたくさん提示される。極端に言えば、乗用車以上に長く、日常的に使用するものであることを考えると、それと同等の支出を志向しても決して非合理な発想とは言えない。
チタン製車椅子
チタン製は「軽い」「強い」の両立可能で、ユーザーの使い勝手やメンテナンス性も良く、介助者の負担も軽減できる。
株式会社ティグの何より、ちょっとおしゃれでかっこよい。
株式会社ティグ チタン製車いす総合カタログ 総合カタログ ティグ | 株式会社ティグは「チタン専門」として、様々な分野でチタンの可能性をデザインし続けます
電動アシスト車椅子
自転車の電動アシスト機能を技術的に応用した製品
カスタマイズ
車椅子をおしゃれにしたりかわいくしたりと、「尖らせ」たり「ふんわり」させたりする、実用性はひとまず置いておいて、のそういう方向性の製品。
カタログ請求・ダウンロード - 電動車椅子 | ヤマハ発動機catalog_acc_2210.pdf
車椅子スポーツ
通常のスポーツのコストに加えて、車椅子を使用することに関連するコストが発生するためどうしても、金銭的コストは増大せざるを得ない。
プロレベルにおいては、スポンサー獲得などスポーツ全般にかかわる金銭的問題の解決が重要となる。
また、趣味レベルでの普及に際しては、消耗品、スポーツ用具としての安価な車椅子の開発普及などの課題があるといえる。