SNS(social networking service)

提供:作業療法大百科事典OtWiki

SNSとは、Facebookやtwitterに代表されるような、人と新たな繋がりを作り出すことを促進するような、社会性に関わるネットワーキングサービス

この記事では、作業療法的観点からSNSとはどういうものなのかをある程度踏まえて、SNSをうまく使うためにはどのようなことに気をつけるべきかといういことについての情報を主にまとめる。

あと、各種SNSにおける作業療法.netと、otwiki.orgの拡散もよろしくお願いいたします。

最初にしっておくべきこと

プライバシーに関する情報は載せない

しっかりとコンテンツマネジメントができないと、リスクが高いので基本的にリアルアカウントは作らない。

フェイスブックなどのように、顔出してやるSNSなどの場合にはその限りではないが、匿名性の高いSNSでわざわざ顔出し名前出しをする必要はないし、偽名やら偽写真を使ったアカウントはたくさんある。

自分も釣られて、プライバシーをうっかり掲載しないように気をつける。

データの消し方をしっておく

まず、誤情報をうっかり掲載してしまったり、上記のように個人の特定につながるような情報をインターネット上にうっかりと掲載してしまった場合にはそれを早急に取り除く必要がある。

そのための備えとして、事前にデータの削除方法やアカウントの消去方法などについて知っておく。

典型的なトラブルについて知っておく

著作権の侵害や、誹謗中傷などに関しては、事例が出揃っており、裁判の結果などもそこそこ纏まりつつあるので、こうしたらどうなるというのを事前にしっておくことは大切である。

SNSは人の人生の可能性を広げ豊かにしうる

うまく活用できれば、どこにいても、誰とでもつながることができる可能性を秘めている。

自分ができないことや知らないことをしることができる可能性が、SNSをうまく使うことで高まる。

自分の存在を社会に認知してもらうツールとして

これまでの情報発信ツールはテレビラジオ新聞、出版といった、大きな単位の組織に委ねられていた。

しかし、現代社会では個人のレベルで、簡単に情報発信ができる。

自分自身を社会に認めてもらうための情報を発信するツールとして、安価に使うことができるのは非常に大きなメリットである。

得意やセールスポイントを届けるマッチングとして

自分自身に何か得意なことがあったとしたら、それを他の人に届けるための手段として、SNSを用いることは非常に有用なツールである。

SNSを通じて、誰かを幸せにするチャンスを得ることができるわけで、それを利用しないのは大きな機会損失であると言える。

誰かを見つけるツールとして

自分と同じような趣味をもつ人を見つけたいと思った時に、各種SNSで提供されている検索機能を使えば、自分が繋がりたい人や話題にすぐにたどり着くことができる。

現実社会ではなかなかつながることが難しいような趣味や職業の場合であっても、距離を隔てていてもすぐにつながることができるのがSNSの非常に大きな強みである。

等身大の自分自身を発信するツールとして

ひと昔前であれば、自分自身の情報をインターネット上に公開するには、専門的な知識を学ぶ必要があった。

SNSを用いることで誰でも簡単に、インターネット上に自分自身の情報を強力な拡散力で公開発信することができる。

SNSには大きなデメリットがある

一方で、情報リテラシーの低い人物をターゲットにした詐欺紛いの情報をばらまくことを目的としたアカウントが問題となるなど、うまく使えない人たちのデジタル社会特有の生きづらさも新しく生まれており、その問題のプラットフォームともなっている。

SNSをうまく使えることは人生を多いに豊かにする可能性に満ちている。料理における包丁のようなものである。

うまく自己管理ができないと、SNSを利用して痛い目を見ることが少なくない。

SNSとうまく付き合うために必要な能力

SNSはうまく使えれば、社会的弱者と言われる方々にとって非常にメリットが大きいが、反面、そのような方々の方がリスクが高まるのもSNSであるといえる。SNSを使いこなすには、一定の知識とそれをうまく使う能力が常に要求され続けるからである。

何も考えなくても使えるが、そうするといつの間にか損をする可能性が高まるので、下記の最低限SNSで損をしないような能力は身につけて使っていくのが望ましい。

最低限SNSで損をしないために必要な能力=

SNSを最低限うまく使うためには、SNSを使って損をしないことが大切である。 そのためには下記のような能力がとても重要になる。

疑ってかかる思考・素直になりすぎないこと・嘘の情報を作り出す方法について知ること

論理的思考能力

真偽の判定能力

間違いを受け止める能力

TPOに応じて実名匿名を使い分ける能力

想像する能力

人を尊敬し、尊敬されるような礼節を身につけること

SNSを利用するために必要な能力

視力

読解能力・理解力

手指の巧緻性

音声入力やコミュニケーションツールを使う場合には発語・発話

お金

SNS利用に必要な環境設定

インターネット環境

SNSに関するよくある話

SNSで簡単に稼げるはほとんどの人にとってウソ

「スマホ一つで簡単にお金が稼げる」

というのは、ある意味本当であるが、嘘でもある。そういったタレント性に長けた人物であるならば、スマホ一つでお金が稼げるであろうし、多くの人はそうではない。「体一つでお金を稼げる」芸人とおなじである。

親が子供のデジタル世界を管理するのは無理

SNSは、使う端末や回線にかかわらず、同一のアカウントを作ることができる。

子供が、自分のお小遣いで自分の端末を購入して、こっそりとSNSを始めた場合には、親はそれを観測することができない。

そうなる前に、使い方をしっかりと子供に認識させる必要がある。

学校教育でSNSについて教えてもよい時期に来ている

好む好まざるにか変わらず、SNSと関わる機会が生じる世の中になっている。

積極的に自分が関わらずとも、なりすましなどの被害に遭うことで、SNSと関わらなければならないことや、自分の知らないところでSNSで自分自身の話題が盛り上がっていることもある。

SNSというものは、どのように使えばメリットがあるのか、デメリットにたいしてはどのように対処するべきか、ということに関する一定の知見をしっかりと学生時代から身に付けさせておくことが必要であり、学校レベルでまずは実習を行なっていくことも必要であろうと思われる。

ある意味、総合的な学習というものを試すには一番良い課題であろう。

SNS前提の社会性を踏まえた法律改正が必要である

SNSを利用して社会の意見が劇的に変化するようになっている。

テレビやラジオしかなかった時代を超えて、双方向的にに意見が拡散するようになっており、ますます実社会に対する影響力は大きなものになっている。

その変化のスピードに今の法律やそれを前提とした各種システムは対応仕切れていないのが現状であるので、そのための法律を改正することが、多くの人が安心してSNSを使えるようにするためには必要である。

SNSによるトラブル

命にかかわる事件が発生することもあり、事例として知っておくことが、自分や大切な人の無事を守ることにつながることがある。

そこで、SNSに関するトラブルについて紹介する。

親が子供の写真をSNSにアップしたことによる犯罪

親が、子供の写真をアップロードすることによって、子供が犯罪者の注目を集める原因となってしまう事例が報告されている。インターネット上に写真を掲載することのリスクの一事例として、不用意に写真をアップロードする前に心に留めたい。[1]

座間9遺体事件

自殺願望を口にするなど主に悩みを抱える女性をターゲットにして、SNS上で声をかけその後殺害するという手口の連続殺害事件が発生している。[2]

舞台となった、Twitter社が利用規約を変更するきっかけともなった事件である。