生活行為向上マネジメント（MTDLP:Management Tool for Daily Life Performance）のソースを表示

生活行為向上マネジメントは、[[日本作業療法士協会]]が若手とベテランの間にある[[作業療法]]への熟練度・経験の違いから来るアウトプットに差がありすぎる状況を改善し、日本社会における[[作業療法]]そのものの知名度を向上することをも目的として制作したツールである。

このようなツールが必要とされた最大の背景は、[[地域包括ケアシステム]]において作業療法がしっかりと貢献をしていくことが必要<ref name="haikei">[https://www.jaot.or.jp/mtdlp/whats/whats_cat_002/ MTDLP開発の背景-一般社団法人日本作業療法士協会]</ref>だからである。

[[ファイル:Mtdlp2.png]]

また、国に対して[[作業療法]]の有用性を説明するためのツール<ref name="haikei" />としても必要であった。

当時ドラッカーのマネジメントが日本で流行したのも命名に影響した（要出典）

==目標==

2025年に国民全てが作業をすることで元気になれることを知っている(普及啓発への取り組み)<ref>[http://www.tochi-ot.com/pdf/201702062.pdf 生活行為向上マネジメント概論基礎研修1Ver.20150914生活行為向上マネジメント推進プロジェクト 基本構築チーム:基礎研修実行支援班]</ref>

==MTDLP開発の背景==

高齢期において作業をしている人は健康である、を国に対して説明するためのツールとして開発された。<ref>[https://www.jaot.or.jp/mtdlp/whats/whats_cat_002/ MTDLP開発の背景|日本作業療法士協会]</ref>

==地域包括ケアシステムとの連動==

日本では、それぞれがばらばらにサービスを提供してきていたので、介護保険においては一応ケアマネージャーが全ての仕切りを行なっている。その一方で、医療と介護の連携を統括するような実働を一貫して行うような仕組みは存在しない。

そうした連携を作業、生活行為視点で可能にしうるものとして、生活行為向上マネジメントは作られている。

生活行為向上マネジメントが機能するようになれば、対象者の方のQOLややりたいこと、意欲に焦点化した生活支援の形をさまざまな事業所やそのスタッフが連携して作り上げることができるようになる。

生活行為向上マネジメントにはそのような役割も期待されている。

==MTDLPについてのよみもの==

[[https://作業療法.net/memo/2014/07/start-seikatukouikoujou.html 今日からはじめる生活行為向上マネジメント。意外と難しくない？存外面白いかも？-作業療法.net]]

==資料集==

[https://www.jaot.or.jp/mtdlp/whats/management_process_sheetl/ 生活行為向上マネジメントのプロセスとシート｜日本作業療法士協会]

[https://www.jaot.or.jp/administration/mtdlp_sheet_dawnload/ MTDLPシートのダウンロード|日本作業療法士協会]

==MTDLP最大の課題問題点==

山田<ref>[http://mtdlp.jpn.org/archive/mtdlp-jaot.pdf 日本作業療法士協会誌 No.43 2015 年 10 月 p.28 生活行為向上マネジメントの展開]</ref>によると、MTDLPはペーパーが多すぎるという課題があるという。


==参照==

<references />