「簡易上肢機能検査(STEF:Simple Test for Evaluating Hand Function)」の版間の差分
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上肢機能を簡便に評価できる方法。金子翼氏によって考案作成された。1974年に「理学療法と作業療法 Vol.8 No.3」にて発表<ref>https://medical.therabby.com/stef/ </ref> | |||
==概要== | |||
上肢の動作能力、特にスピードを客観的に測定する目的で作られた。 | |||
大きさや形状、質量や材質の異なる物品を、指定された位置まで移動させるのに要する時間を測定し点数化することで、上肢動作を客観的に評価する。 | |||
3歳から80歳以上の対象者に実施が可能。(年齢階級別得点あり) | |||
10種類の下位テストから構成されており、それぞれ大きさや形の異なる物品を把持して移動させるという一連の動作に要した時間を計測し、決められた点数(1~10点)を加えて右手と左手との差を左右別に合計点数を算出する。 | |||
==STEFを用いた研究論文== | ==STEFを用いた研究論文== | ||
[https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnt/34/1/34_43/_pdf/-char/ja 筋委縮性側索硬化症に対する上肢機能評価法] | |||
[https://www.jstage.jst.go.jp/article/jotr/38/2/38_197/_pdf/-char/ja 急性期脳卒中後の上肢麻痺に対する複合的な上肢集中練習の試み] | |||
[https://www.jstage.jst.go.jp/article/jotr/38/2/38_197/_pdf/-char/ja 急性期脳卒中患者における上肢機能評価を用いた麻痺した利き手で箸操作が自立できる予測因子の検討] | |||
==参考== | |||
https://www.kaisei-hp.co.jp/images/center_rehadayori_pdf31.pdf |
2023年7月6日 (木) 07:45時点における最新版
上肢機能を簡便に評価できる方法。金子翼氏によって考案作成された。1974年に「理学療法と作業療法 Vol.8 No.3」にて発表[1]
概要
上肢の動作能力、特にスピードを客観的に測定する目的で作られた。
大きさや形状、質量や材質の異なる物品を、指定された位置まで移動させるのに要する時間を測定し点数化することで、上肢動作を客観的に評価する。
3歳から80歳以上の対象者に実施が可能。(年齢階級別得点あり)
10種類の下位テストから構成されており、それぞれ大きさや形の異なる物品を把持して移動させるという一連の動作に要した時間を計測し、決められた点数(1~10点)を加えて右手と左手との差を左右別に合計点数を算出する。
STEFを用いた研究論文
急性期脳卒中患者における上肢機能評価を用いた麻痺した利き手で箸操作が自立できる予測因子の検討
参考
https://www.kaisei-hp.co.jp/images/center_rehadayori_pdf31.pdf