「拘縮」の版間の差分

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という理屈。
という理屈。


==関節拘縮に対する他動ROM-ex==
===痛み===


自動運動できない方に関しては、効果がないというエビデンスがある。[https://otwiki.org/wiki/ROM#.E9.96.A2.E7.AF.80.E6.8B.98.E7.B8.AE.E3.81.AB.E5.AF.BE.E3.81.99.E3.82.8BROM-ex 関節拘縮に対するROM-ex]
痛みがあれば関節を動かす頻度が低下したり、そもそも痛みの原因が関節の炎症にある場合などは、拘縮が進行しやすい。大きな関節ほどその影響を受けやすい傾向がある。
 
===浮腫===
 
小さな[[関節]]が[[浮腫]]の影響を受けやすい。また、より軽度の段階で[[浮腫]]が影響を及ぼしやすい。<ref  name="rigakuryouhou">[https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/21/2/21_KJ00001306782/_pdf 関節拘縮の基礎科学 :その発生要因 ・病態ならびに理学療法アプローチの現状,嶋田智明,理学療法学第21巻第2号86〜89頁(1994年)]</ref>
 
==関節拘縮に対する他動ROM-exは改善のエビデンスが無い==
 
自動運動できない方に関しては、効果がないというエビデンスがある。
 
詳細は
 
[https://otwiki.org/wiki/ROM#.E9.96.A2.E7.AF.80.E6.8B.98.E7.B8.AE.E3.81.AB.E5.AF.BE.E3.81.99.E3.82.8BROM-ex 関節拘縮に対するROM-ex]

2024年6月21日 (金) 21:28時点における最新版

拘縮が発生すると、関節可動域が制限されて、生活行為がスムーズに行いにくくなる。

日常生活に大きな支障をきたし、機能回復を大いに妨げる原因となるので、発生を予防することが極めて重要である。

原理

柔軟性のある組織が、コラーゲンが蓄積することによって、柔軟性が失われることによって起こるとされている。


原因

関節拘縮の原因には、以下のようなものがある。

廃用

使わない、使う機会が低下することによって、拘縮が進行する可能性がある。

人間の体は、使わないと機能が低下する傾向がある。

関節も動かさないと、構成する要素が変性していく傾向がある。

という理屈。

痛み

痛みがあれば関節を動かす頻度が低下したり、そもそも痛みの原因が関節の炎症にある場合などは、拘縮が進行しやすい。大きな関節ほどその影響を受けやすい傾向がある。

浮腫

小さな関節浮腫の影響を受けやすい。また、より軽度の段階で浮腫が影響を及ぼしやすい。[1]

関節拘縮に対する他動ROM-exは改善のエビデンスが無い

自動運動できない方に関しては、効果がないというエビデンスがある。

詳細は

関節拘縮に対するROM-ex