「股関節」の版間の差分
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[[歩行]]をはじめとした[[生活行為]]のありとあらゆる場面で使われる。 | |||
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[https://www.roundflat.jp/products/books/oatis/pdf/Oatis_ch39.pdf 股関節の筋活動と病態] | [https://www.roundflat.jp/products/books/oatis/pdf/Oatis_ch39.pdf 股関節の筋活動と病態] | ||
==自主体操== | |||
[https://www.kyoundo-hospital.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/THJ-jishu.pdf 東京ヒップジョイントクリニック] | |||
==関連筋肉== | ==関連筋肉== | ||
内転筋 | ===内転筋=== | ||
[[大内転筋]]、[[小内転筋]]、[[長内転筋]]、[[短内転筋]]、[[薄筋]]、[[恥骨筋]] | [[大内転筋]]、[[小内転筋]]、[[長内転筋]]、[[短内転筋]]、[[薄筋]]、[[恥骨筋]] | ||
===外転筋=== | |||
==股関節と痛み== | |||
股関節の[[痛み]]は、股関節由来の物とその他の要因のものに分けて考えることが重要である。つまり、股関節そのものに病変がなくとも股関節に痛みが生じることはありうる。 | |||
股関節のあたりが痛い、という訴えがあったときは、まず、股関節そのものに[[痛み]]の原因があるか[[腰椎]]由来の[[痛み]]であるかどうかについての鑑別が必要となる。<ref>[https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika1996/12/4/12_4_193/_pdf 斎藤 昭彦.理学療法科学12(4):193-199,199]</ref> | |||
具体的には、「[[変形性股関節症]]」「股関節周囲筋の損傷」「臀部及び大腿後面の痛み」「外側の痛み」があれば、神経由来の物ではないと考える | |||
また、「腰部神経、神経根の損傷」の場合には、[[デルマトーム]]を参考に考えて痛みの分布が一致するようであれば、そのように考えらるし、逆に痛みの分布からどの部位の神経が損傷しているのかを考察することが出来る。 | |||
さらに、[[マイオトーム]]に一致した、筋力低下や、反射の異常が確認されることもある。 | |||
立位において[[腰椎]]のわずかな運動により下肢痛を再現した場合には[[腰椎]]が症状の原因である。 | |||
===腰椎の損傷部位と鼠径部痛の関係=== | |||
腰椎の損傷部位と鼠径部痛においては、L3神経根症の43%、L4神経根症の30%に生じており、L5S1では見当たらなかったという報告がある。<ref><[https://www.jstage.jst.go.jp/article/spinalsurg/28/1/28_80/_pdf 腰椎神経根症により誘発される鼠径部痛の検討 .佐々木学]</ref> | |||
==坐骨神経痛と梨状筋症候群== | |||
明かな[[坐骨神経痛]]を認める場合には、[[梨状筋症候群]]の場合には徒手的に改善余地がある為、まず疑う。 | |||
詳しくは[[梨状筋症候群]]を参照のこと | |||
==参照== | |||
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2023年6月19日 (月) 00:14時点における最新版
読んで字のごとく股の関節。日常生活で、その状態が可能な動きを左右するのでめちゃくちゃ大事。
概要
重要性
下肢を使用する場合には極めて重要な筋力である。
股関節の筋活動と病態
インターネット上で無料で資料が読める
自主体操
関連筋肉
内転筋
外転筋
股関節と痛み
股関節の痛みは、股関節由来の物とその他の要因のものに分けて考えることが重要である。つまり、股関節そのものに病変がなくとも股関節に痛みが生じることはありうる。
股関節のあたりが痛い、という訴えがあったときは、まず、股関節そのものに痛みの原因があるか腰椎由来の痛みであるかどうかについての鑑別が必要となる。[1]
具体的には、「変形性股関節症」「股関節周囲筋の損傷」「臀部及び大腿後面の痛み」「外側の痛み」があれば、神経由来の物ではないと考える
また、「腰部神経、神経根の損傷」の場合には、デルマトームを参考に考えて痛みの分布が一致するようであれば、そのように考えらるし、逆に痛みの分布からどの部位の神経が損傷しているのかを考察することが出来る。
さらに、マイオトームに一致した、筋力低下や、反射の異常が確認されることもある。
立位において腰椎のわずかな運動により下肢痛を再現した場合には腰椎が症状の原因である。
腰椎の損傷部位と鼠径部痛の関係
腰椎の損傷部位と鼠径部痛においては、L3神経根症の43%、L4神経根症の30%に生じており、L5S1では見当たらなかったという報告がある。[2]
坐骨神経痛と梨状筋症候群
明かな坐骨神経痛を認める場合には、梨状筋症候群の場合には徒手的に改善余地がある為、まず疑う。
詳しくは梨状筋症候群を参照のこと