認知症カフェ

認知症カフェは、認知症の人も認知症でない人も緩やかにつながりが持てるようにと企画された地域の活動の一つ。

そこに専門職が自然な形で存在することで、ご本人様ご家族様がサービスにつながるハードルを下がることが重要な目的の一つ。

手段であって、目的は「つながり」の形成にあるので、柔軟な発想が必要。

どんな場所か

認知症の人やその家族が、地域の人や専門家と相互に情報を共有し、お互いを理解しあう場

背景

下記は、実際に見聞きした範囲での、otwiki.orgの管理人の私見なので、各自要検証されてください。

かつては、今日現在より認知症の方への差別意識が社会の中に明確に存在していた。

そのため、いざ自分が認知症となったとき、あるいは、家族が認知症になったとき、あるがままの変化を受け入れることが出来ず、また、本人が出来なくなっていることを隠そうとしたり、家族が抱え込んでしまい、問題がかなり拡大してから、地域や公的な機関、病院などが介入するという事態が多発した。

そのため、早めに、困りごとのアウトプットを行えるよう、ハードルを下げるための場が必要になった。

そこで、カフェに行くついでに話ができるような場があれば、良い。

「認知症カフェだ」となったと思われる。

本人様と家族様の悩みの深さは、「他者からどう思われるのだろうか」という不安に基づいているので、普通に接してくれる人の実在性と地域づくりに寄与することができる認知症カフェが希求されたのだと思われる。

厚生労働省HP

認知症施策関連ガイドライン(手引き等)、取組事例（認知症カフェ）-厚生労働省

在宅から認知症カフェに参加する方法 - 本人・家族向け

認知症カフェ参加者（本人・家族）向け　こんなときでも　認知症カフェでつながる

その他、ネットで読める資料

よくわかる地域が広がる認知症カフェ

認知症カフェ運営マニュアル

認知症地域連携における認知症カフェの役割.武地 一.日老医誌 2015；52：147―152