「標準注意検査法(CAT)」の版間の差分
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脳損傷例にみられる注意障害や意欲・自発性の低下を標準化された方式で臨床的かつ定量的に検出・評価することができる。<ref name="saccessbell">[https://www.saccess55.co.jp/kobetu/detail/cat_cas.html CAT-R・CAS 改訂版 標準注意検査法・標準意欲評価法 | サクセス・ベル株式会社 -心理検査・学力検査・適性検査・箱庭療法・コミュニケーションツール等の販売-]</ref> | |||
==構成<ref name="saccessbell" />== | |||
<blockqoute>1. Span | |||
Digit Span(数唱)とTapping Span(視覚性スパン)とで成り立ちます。Tapping Spanは視覚性スパン用図版を使用します。 | |||
2. Cancellation and Detection Test(抹消・検出課題) | |||
Visual Cancellation Task(視覚性抹消課題)とAuditory Detection Task(聴覚性検出課題)とで成り立ちます。ストップウォッチ必須。またAuditory Detection Taskでは検査用CD(オレンジ色のCD)を使います。 | |||
3. Memory Updating Test(記憶更新検査) | |||
検者が口頭提示する数列の内、末尾3桁または4桁(場合によっては2桁試験もあり)のみを被検者に復唱させるテストです。 | |||
4. Paced Auditory Serial Addition Test(PASAT) | |||
検査用CD(オレンジ色のCD)を使います。CDで連続的に聴覚呈示される1桁の数字について、前後の数字を順次暗算で足していくテストです。 | |||
5. Continuous Performance Test(CPT2) 「標準注意検査法 持続性注意検査2(CAT-CPT2)」として販売中 | |||
事前に検査用CD-ROM(黄色のCD-ROM)内のプログラムをインストールしたパソコンを使います。検査は以下の3つの課題から成ります。 | |||
1)反応時間課題(Simple Reaction Time:SRT課題)──数字の「7」のみが、1~2秒のランダムな間隔で、1秒間、80回ディスプレイに表示されるので、「7」が表示されるたびに、素早くスペースキーを押すテストです。 | |||
2)X課題──1~9までの数字が400回ランダムに表示されますが、 「7」が表示されたときにだけ、素早くスペースキーを押すテストです。 | |||
3)AX課題──1~9までの数字が400回ランダムに表示されますが、 「3」の直後に「7」が表示されたときにだけ、素早くスペースキーを押すテストです。 | |||
<cite>[https://www.saccess55.co.jp/kobetu/detail/cat_cas.html CAT-R・CAS 改訂版 標準注意検査法・標準意欲評価法 | サクセス・ベル株式会社 -心理検査・学力検査・適性検査・箱庭療法・コミュニケーションツール等の販売-]</cite></blockqoute> | |||
==参照== | |||
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hbfr/26/3/26_3_310/_pdf | https://www.jstage.jst.go.jp/article/hbfr/26/3/26_3_310/_pdf |
2023年3月18日 (土) 13:58時点における版
脳損傷例にみられる注意障害や意欲・自発性の低下を標準化された方式で臨床的かつ定量的に検出・評価することができる。[1]
構成[1]
<blockqoute>1. Span Digit Span(数唱)とTapping Span(視覚性スパン)とで成り立ちます。Tapping Spanは視覚性スパン用図版を使用します。 2. Cancellation and Detection Test(抹消・検出課題) Visual Cancellation Task(視覚性抹消課題)とAuditory Detection Task(聴覚性検出課題)とで成り立ちます。ストップウォッチ必須。またAuditory Detection Taskでは検査用CD(オレンジ色のCD)を使います。 3. Memory Updating Test(記憶更新検査) 検者が口頭提示する数列の内、末尾3桁または4桁(場合によっては2桁試験もあり)のみを被検者に復唱させるテストです。 4. Paced Auditory Serial Addition Test(PASAT) 検査用CD(オレンジ色のCD)を使います。CDで連続的に聴覚呈示される1桁の数字について、前後の数字を順次暗算で足していくテストです。 5. Continuous Performance Test(CPT2) 「標準注意検査法 持続性注意検査2(CAT-CPT2)」として販売中 事前に検査用CD-ROM(黄色のCD-ROM)内のプログラムをインストールしたパソコンを使います。検査は以下の3つの課題から成ります。 1)反応時間課題(Simple Reaction Time:SRT課題)──数字の「7」のみが、1~2秒のランダムな間隔で、1秒間、80回ディスプレイに表示されるので、「7」が表示されるたびに、素早くスペースキーを押すテストです。 2)X課題──1~9までの数字が400回ランダムに表示されますが、 「7」が表示されたときにだけ、素早くスペースキーを押すテストです。 3)AX課題──1~9までの数字が400回ランダムに表示されますが、 「3」の直後に「7」が表示されたときにだけ、素早くスペースキーを押すテストです。 CAT-R・CAS 改訂版 標準注意検査法・標準意欲評価法 | サクセス・ベル株式会社 -心理検査・学力検査・適性検査・箱庭療法・コミュニケーションツール等の販売-</blockqoute>
参照
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hbfr/26/3/26_3_310/_pdf