「血液検査」の版間の差分
提供:作業療法大百科事典OtWiki
編集の要約なし |
|||
2行目: | 2行目: | ||
==CEA(腫瘍マーカー)== | ==CEA(腫瘍マーカー)== | ||
CEA (Carcinoembryonic Antigen) | がんのスクリーニングで使える血液検査。 | ||
CEA (Carcinoembryonic Antigen) は、腫瘍マーカーと呼ばれる正常な細胞では分泌しづらく、腫瘍で特異的に分泌しやすい物質の1つ。大腸癌、胃癌、肺癌、乳癌など。 | |||
CEAは大腸がんに反応しやすい。<ref>[https://soujinkai.or.jp/himawariNaiHifu/cea/ 腫瘍マーカー「CEA」とは?CEAの基準値と高値で疑う疾患について解説 | ひまわり医院(内科・皮膚科)]</ref> | |||
その他の疾患で、増えるのは | |||
・慢性肝疾患(例えば肝硬変) | |||
・長期喫煙 | |||
・感染 | |||
・炎症性腸疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎など) | |||
==PSA検査== | ==PSA検査== |
2023年5月13日 (土) 08:29時点における版
CEA(腫瘍マーカー)
がんのスクリーニングで使える血液検査。
CEA (Carcinoembryonic Antigen) は、腫瘍マーカーと呼ばれる正常な細胞では分泌しづらく、腫瘍で特異的に分泌しやすい物質の1つ。大腸癌、胃癌、肺癌、乳癌など。 CEAは大腸がんに反応しやすい。[1]
その他の疾患で、増えるのは
・慢性肝疾患(例えば肝硬変) ・長期喫煙 ・感染 ・炎症性腸疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎など)
PSA検査
前立腺がんのスクリーニング検査に使える項目。
PSAの値が高くなるにつれ、前立腺がんである確率も高くなっていく。PSAとは、前立腺に特異的なたんぱく質の一種で、前立腺がんになると血液中に大量に流れ出る。そのため、前立腺がんになるとPSA値が高くなる。精度が高い優れた検査法。[2]
PSAはprostate specific antigen(前立腺特異抗原)の略。前立腺疾患があると4.0ナノグラム以上に上昇。血清中PSA濃度が1ミリリットルあたり4.0ナノグラム以上の場合、専門の泌尿器科医を受診し、直腸指診や超音波検査で針生検の適応を決定。 [3]