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SPPB(Short Physical Performance Battery)は、高齢者や運動機能低下が疑われる患者における身体機能の評価方法として広く使用されている評価尺度である。
SPPB(Short Physical Performance Battery)は、高齢者や運動機能低下が疑われる患者における身体機能の評価方法として広く使用されている評価尺度である。

2025年1月20日 (月) 04:14時点における版


SPPB(Short Physical Performance Battery)は、高齢者や運動機能低下が疑われる患者における身体機能の評価方法として広く使用されている評価尺度である。

概要

SPPBは主に、歩行能力、バランス、下肢筋力の3つの主要な要素を包括的に評価し、総合スコアを算出することで機能的能力を数値化するものである。このスコアは、転倒リスクの評価、運動機能の低下の早期発見、リハビリテーション効果の測定などに用いられる。

内容

SPPBは以下の3つの主要な評価項目から構成される。

===バランステスト===(閉脚立位、セミタンデム立位、タンデム立位)


4m歩行時間

椅子からの5回の立ち上がり時間

得点

各項目ごとに、それぞれの評価は0点から4点のスコアが付与され、総合スコアは0点から12点の範囲で算出される。

各項目ごとの得点を合算して算出する。

SPPBスコアと運動機能の対応
スコア範囲 運動機能レベル
0~3点 きわめて低運動機能
4~6点 低運動機能
7~9点 中等度の運動機能
10~12点 運動機能良好

バランスの得点

4m歩行の得点

立ち上がりの得点