「肩甲上腕リズム」の版間の差分
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2020年11月8日 (日) 02:40時点における最新版
肩甲上腕リズムとは、肩関節の挙上時に、上腕骨と肩甲骨の動きに関する2:1の法則である。
肩甲上腕リズムの詳細
Codmanが上腕骨と肩甲骨の連動を肩甲上腕リズム(scapulo-humera rhythm:SHR)と名付けた。
その後Inmanらが研究し、この比率が2:1であったとした。
近年では、計測機器の進歩で細かく数値化できるので、より細かい数値が変数を指定して動的に算出可能。
2:1は参考程度で、物理の力学でいうところのニュートン力学である。実用的であり、厳密には正しくない。
モヤモヤをきちんと理解する健康上腕リズム
リズムという言葉の意味を考える必要がある。
「リズム?テンポでもむのか?」となりがちな、日本人にとっては誤解を招く、「素敵な」日本語訳と言える。
実際に指し示すところを考えると、「作業療法」の名称と同様の構造がある。つまり、もう少し訳語についての工夫の余地がったのではと思え、肩甲骨上腕リズムという訳語は、さすがの一言に尽きる。
この場合は、リズムという言葉はおおよそ、「規則性のある動き」というざっくりとしたニュアンスであるため、本来は、「肩甲上腕連動比率」とでも訳すところを、そのまま言葉を当てはめるセンスは脱帽であろう。