リウマチ性多発筋痛症

両側性におこる。肩関節、というよりも肩の周囲の筋肉と、上腕の筋肉を指圧したときの痛みなどが特徴。人によっては耐え難い痛みとなってあられることがある。

また、70～80才という比較的高齢になっておこる。

全身倦怠感や意欲の低下、手首や膝関節の疼痛が起こることもある。

臨床像

肩関節を動かそうとしても痛みで動かせない。

他動運動をしても、筋痙攣や痛みが多発する。関節内ではなく筋肉の痛み。筋肉は指圧するととても痛い。両側性でみられる。

全身だるい。

なんとなく気持ちがふさぎ込む

上記を特徴として急激にADL低下する、などなど。

診断に用いられる特徴

３つ以上当てはまる場合には疑ってかかる。そのほかの要因を取り除いて、最終的に判断することになるそう。

両側の肩の痛み、またはこわばり感

発症2週間以内に症状が完成する

発症後初めての赤沈値が40 mm/h以上

1時間以上続く朝のこわばり

65歳以上発症

抑うつ症状もしくは体重減少

両側上腕の筋の圧痛

また、MRIも有効である。三角筋の滑液包炎などが高頻度でみられる。MRIの画像をもちいて診断の材料とする。

参考

リウマチ性多発筋痛症｜膠原病・リウマチ内科｜順天堂医院