育児
子供が産まれてからの育てて、だいたい中学校の生徒になるまでの生育期間。
つまり、乳児から児童に至るまでの育成。
最近は、働きながら子供育てることが一般化しており、以前にもまして時間資源の有効活用が育児上も重要になっている。
概要
人間も動物である。
そして、産まれたばかりの人間である子供は、理性的な判断よりも欲求に率直な判断や行動を行う。
社会的規範や価値基準よりも、「自分にとってどうであるか」ということが、言動に現れる。
そのような、子供の内面から徐々に大人の内面に移行していく過程を支えるのが、育児である、と言える。
親目線では、庇護欲求との折り合いが大切
子供はかわいい。
可愛いので、お世話をしたくなる。先回りして困難を摘み取ってしまいたくなる。
しかし、それでは、体験が不足し、自律や自働、能動性が十分に獲得できず、今後の自発性優位の世の中では生き辛い思いをすることが増える。
子供のことを思うのであれば、親としては自らの感情の処理が大変面倒くさいとところではあるが、やらせて失敗して、その後片付けが自分でできるようになるまで、そっと側に寄り添うこと、どんどん答えを与えず、答えを自分で考えるための猶予や、不足する材料を補うことが大切である。
親が子供に影響できる時間はほとんどない
親が時間的資源の管理をすることこそが、育児の最も重要な要素である。
それは、親が子供に影響できる時間が、現実的にはかなり少ないからである。
情報社会が高度化していることを踏まえると、この先はおおよそ、幼稚園保育園児こども園児までが、関係性の基礎を決めることになり、その先の子供に影響しうる余地をほぼ決定づける可能性が高い。
感情を語り合える関係性を構築するために、親が子供に影響できる時間は、子供の一生のうちの本の僅かしかない。
子供がある程度大きくなってから修正を試みるのは、かなり膨大なエネルギーを要する。
目の前の子どもの要求にどのように応じるかを、後悔ないようしっかりと考えておくことは人生にとってかなり大事である。
育児において重要なこと
最終的に根気で勝る方の生活態度が、残っていくことになるので、親が根負けしないよう、仕事やその他をセーブしてある程度の余裕を残しながら日常生活をおくることが一番大切。
あとはおまけ。
子供の目線で考え、共感すること。
子供と大人は認知の方法が違うので、相手の目線に立つこと。
その目線での解釈を本人に代わって言語化し、共感を示すこと。
態度を一貫させること
ゴネ得にならないように、メッセージ性は明確にし、きちんと説明を尽くしつつ、譲らないこと。
何でもない時に、子供から求められるよりも先に愛情表現をすること
子供にとっては、言葉やものよりも最も直接的な、接触刺激、スキンシップを中心とした愛情表現が一番効果的。
たかい高い、頭を撫でる、抱きしめる、など直感的快刺激が得られるような接触を、子供が要求するよりも先に行うことが重要になる。
親の都合を頭ごなしに押し付けない
親の都合は、要点を明確にして、子供の納得がいく形で言語化して伝達する。
感情論で訴えかけてきた時には、あいての気持ちにひたすら共感するが、態度は妥協しない。
ダメだからだめ、ではなく、なぜダメなのかは、理屈として理解させる。
それでも感情の面で折り合いがつかないのは、子供の課題なので、抱きしめるなり共感を示すなりしてもダメなものはダメ、として譲らない。
「金銭的理由でダメです」など、大人が行なっている判断基準について詳らかにし、相手にきちんと交渉のテーブルにつけば将来的に実行できる可能性があることを明確にメッセージとして伝える。
怒った時に手を出さない
暴力で解決することを子供が覚え、そのままにしておくと、将来的にありとあらゆる場で工夫することができなくなる。これは今後のますます高度化する情報社会においては、致命的となる。
感情のまま、対応してしまった時には、必ず後で謝罪する。
その上で、子供にも非があるのであれば、その点を明確に言語化させ、認めさせる。
日本における育児に関する情報が効率的に得られる情報源
上から順に信頼度たかし。下に行くほど、参考までに。
厚生労働省の事業の一覧が得られる。
一般向けのページにて、小児科専門医による子育てに関する情報が得られる。
オンラインサイト
育児で外出する時間がなかったりするので、いくつか知っておくと重宝する。
クレジットカードや電子マネーなどの、決済システムを用意しておくと、いろいろと手間を削減できる。
