間質性肺炎

提供:作業療法大百科事典OtWiki
2023年6月8日 (木) 04:23時点におけるOtfighter (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

間質性肺炎

間質性肺炎のリハビリには、胸郭周りの筋肉をストレッチやマッサージすることで胸郭の動きを引き出す、呼吸に合わせて胸郭の動きを手で誘導する、手足や体幹の筋力トレーニングを指導するなどがある。リハビリによって低酸素血症を起こす可能性があるため、SpO2をこまめに確認しながら実施する必要がある。重症の場合は、酸素投与しながらの運動療法が可能であるが、酸素消費を抑えるための動作要領や環境の整備が必要である。リハビリテーションでは、基本的にはCOPDに準じた運動療法を中心としたプログラムが推奨されており、低酸素血症に対する評価を十分に行う必要がある。また、リラクセーションの目的は、呼吸補助筋の過緊張を軽減することであり、斜角筋、胸鎖乳突筋、大胸筋、僧帽筋などに対してアプローチする。