食事
提供:作業療法大百科事典OtWiki
食事を食べることは
栄養をとり自己を維持し
楽しみとして舌を楽しませ
食事を通して人と交わる。
食事は、誰にとってもとても大切なことが確定している作業の一つである。
それゆえに、食事が障害されるとQOLが大きく毀損されることも多い。
食事について、掘り下げていく。
食事の方法
食事を取るには、
口に食べ物を運び
口の中に入った食べ物をのみくだす。
基本はこの行程が、理解できていれば評価介入が可能である。
口に食べ物を運ぶ
使う食器によって戦略が異なる。
箸
なんでも掴んで食事をとることができる。液体を、すくう以外の形態に対応できる万能食器とも言える。
ただし、扱いには高い巧緻性が必要であり、巧緻性が障害されると途端に扱いが困難となる。
スプーン
巧緻性が低くても扱うことができるので、乳幼児から高齢者だけでなく、すべての人が比較的簡単に食事を取りたいときに用いる。
特に、箸では困難な食品を掬う動作が非常に行いやすい。
ただし、手指の巧緻性が比較的必要ない反面、すくった食材や料理がこぼれおちないよう、手首と前腕の回旋でバランスを取る必要があり、これらが障害されると食べこぼしが増えてしまう。
また、食材を挿すことはできないので、フォークや串などを併用する必要があり、使用する食器が増えるため、認知機能の注意の切り替えの機能も必要になる。
食事の専門家
言語聴覚士と繋がることでより専門的にリハビリテーションを受けることが出来る。