脳梗塞
提供:作業療法大百科事典OtWiki
脳梗塞とは、脳の血管がつまることで、脳の血管が栄養されなくなった状態。
またそれによる脳細胞の壊死とその後遺症まで含めて使われることもある。
脳卒中の一つ
脳梗塞の分類
脳血栓
動脈硬化を起こして、血管が閉塞した場合
アテローム血栓性脳梗塞
コレステロールが血管の壁に溜まり、厚く固くなった状態をアテローム硬化という。[1]アテローム硬化を引き起こす原因は、高血圧症、糖尿病、脂質異常症、喫煙、加齢などが挙げられる。コレステロールや脂肪の塊(粥腫、プラークともいいます)が、血管の壁の中にたまっている状態で、もし粥腫が破れて血管内に飛び出してくると、脳梗塞や心筋梗塞を起こしてしまう。[2]
健康な動脈の内皮細胞は、血液が固まるのを防ぎ、血管の拡張・収縮を調節して、動脈硬化を防ぐ働きをする[3]が、これが弱まった状態になると、起こりやすくなる。
分類
分類は下記の通り。[1]
塞栓性
どこかで出来た血液や、脂肪の塊が血流にのり流れ、別のところに詰まる。
血栓性
そこで出来た血栓が、そこで詰まる。
血行力学性
脂肪の蓄積などによって、血管壁などが肥厚し虚血が起こる状態。
再発防止
- 血をサラサラにする薬(抗血小板薬)
- 生活改善
- 運動療法
脳塞栓
血の塊が、脳に飛んでそれが脳の血管に閉塞した場合