摂食・嚥下
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飲み下すこと。ごっくん。加齢とともに、関連する筋肉が衰えることによって、嚥下は困難になっていく。嚥下機能の低下は肺炎と密接な関連があり、健康状態にも大きく影響を及ぼす。
嚥下に関連する要素
口腔
咽頭
喉頭
頸部
嚥下障害のリスク
食事が楽しめなくなる
おいしいものをおいしく食べることは、人間にとっての根源的楽しみの一つであり、それができるかどうかはQOLに大きく影響する。
嚥下があまりに困難な場合は、スムーズに食事を楽しむことが難しくなる。
むせが生じやすくなると、食事を飲み込むことができなくなり、体力をいたずらに消耗することになる。食事時の疲労感も強くなっていく。
食事は、生物としての存在を成立させるために必要な行為なだけでなく、上記で述べたように個人の楽しみでもあり、同時に、自分が関係性を持つ他者とのふれあいの機会でもある。
その食事が楽しめなくなるという作業剥奪は、ひとの人生のQOLを大きく提供させるといってよい。
食事が楽しめなくなるのは非常に大きな問題である。
低栄養・脱水
経口での栄養摂取が難しくなるということは、自分で栄養や水分を補給する手段がなくなるということであり、個体としての存続に大きく影響する。
感染症リスク
誤嚥性肺炎という死亡リスクの高い疾患につながる可能性が増す。
窒息死
うまく嚥下ができないことが、食べ物が喉や気道、気管支などを閉塞することによって窒息死につながる危険性がある。
嚥下の分類
口腔期
口の中の食べ物を飲み込みやすいようにまとめ、その後、食べ物を喉に送り込む。
咽頭期
食道に入る直前まで。反射がうまく怒らなくなると肺炎の原因となる。
食道期
食べ物が食道をとおる。
嚥下の訓練
すぐにできる嚥下のトレーニングには以下のようなものがある。