アルツハイマー型認知症
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アルツハイマー型認知症は、日本の認知症全体の65%以上を占めている、最も主要な認知症で、日本社会にとっても、関係家族にとっても、ご本人様にとっても非常に大きな問題となりうる疾患である。
作業剥奪が非常に大きなテーマである疾患といえる。
アルツハイマー型認知症の問題構造
アルツハイマー型認知症の最大の問題は、自己受容にある。
初期の段階では、健常な人と外見的に区別をするのはほとんど困難であり、本人の症状自覚と自己申告が欠かせない。
一方で、ご本人様が自分の状態を心理的に認められないことも多く、それがより事態を悪化させている一つの原因である。
できない自分やできなくなっている自分を認められないという心理は、日本社会のできることは良いことでできないことは良くないことであると言う固定化した考えによるところが大きい。
できなくなっていく自分自身を認められず、残存機能で最大限ごまかし取り繕おうとする結果として、生活面や対人関係において非常に大きな問題が発生しうる。