レセプト
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レセプト(診療報酬明細書)は、医療費の請求明細のことで、保険医療機関・保険薬局が保険者に医療費を請求する際に使用するもの。[1]
普通の人は保険を使って医療サービスを受けることになるので、保険者からお金を受け取る必要がある。
そのため重要になるのがレセプトで、診療報酬請求業務にて必須である。
主に疾患と、治療内容に不整合性がないかどうかをチェックして、医療サービス提供者へ保険者からお金が支払われるために必要な仕組みと理解しておけばよい。
電子化
特性上膨大な情報処理が必要となるため、現在ではレセプトは、規格化されたうえで電子化されている。
従前は、この医療費の請求を紙のレセプトで行っていましたが、保険医療機関・保険薬局、審査支払機関、保険者の医療保険関係者すべての事務の効率化の観点から「レセプト電算処理システム」が構築され、現在では、ほとんど電子レセプトによる請求となっています。
電子レセプトとは、紙レセプトのように、定められた様式の所定の場所に、漢字やカナ、アルファベットによって傷病名や診療行為を記録(記載)する方法と異なり、[厚生労働省]が定めた規格・方式(記録条件仕様)に基づきレセプト電算処理マスターコードを使って、CSV形式のテキストで電子的に記録されたレセプトのことを言います。
電子レセプトは、コンピュータで扱うフォーマットであり、保険医療機関・保険薬局、審査支払機関及び保険者に共通仕様となっています。レセプト電算処理システム|社会保険診療報酬支払基金
レセプトの語源
レセプトは、請求明細、つまりレシート。
レセプトはドイツ語。“Rezept”っていうつづりで、現地の発音だと“レツェプト”に近いかも.
英語の“receipt”に当たります。いわゆる「レシート」です[2]