関節リウマチ

提供:作業療法大百科事典OtWiki
2023年7月4日 (火) 07:24時点におけるOtfighter (トーク | 投稿記録)による版 (→‎他疾患との鑑別)

関節リウマチ(rheumatoid arthritis: RA)とは、自己免疫疾患の一つ。

身体を外的な要因から守る為の免疫が、自分の体を攻撃してしまうことによって、関節の機能が低下ないし破壊される病態。

関節リウマチが進行すると、免疫の異常により関節に炎症が起こり、関節の痛みや腫れが生じる病気。進行すると、関節の変形や機能障害を来たす。[1]

原因

不明。[1]

病理

発症しやすさとして、

女であること(男性のおよそ4倍)[1]

40歳以上[1]

症状

関節の痛み、腫れ、朝のこわばり

症状は左右対称に出ることがおおいが、片側のみの発症がないわけではない。

診断

痛みや腫れのある関節の数と部位、RFや抗CCP抗体の有無、炎症反応の有無、症状持続期間をスコア化して総合的に判断する。


参考要因

血液検査として、リウマトイド因子(RF)や抗CCP抗体。

炎症を反映するCRPや赤沈(ESR)、関節破壊と相関すると言われているMMP-3など

画像検査として、関節レントゲン検査や超音波(エコー)検査、MRI検査。

特徴的な変形

下記のサイトのイラストが参考とできる。

指が曲がらない。変形や結節と関節リウマチ | リウマチe-ネット

他疾患との鑑別

手指の第一関節は稀なので、そ場合、変形性関節症を疑う。


参考

関節リウマチ(RA) - 08. 骨、関節、筋肉の病気 - MSDマニュアル家庭版