車椅子
車椅子とは、座った状態、あるいは、シート、座面に体を預けた状態の人の移動を可能にする駆動する椅子と言える。
多くの場合、移動の機構として車輪がついていて、それが移動を可能にする。
この記事では、ユーザー視点で車椅子を分類し、使い勝手に影響するポイントを紹介するなどする。
動力
車椅子が人を乗せて移動するには動力が必要である。
主な動力は、自力駆動、電気駆動、後ろから人が押す、の3パターンである。
自力駆動
一般に自走式とよばれる車椅子の車輪に持ち手がついている。これをつかんで動かすことで車椅子ユーザーは自分の望む方向に車椅子を動かすことができる。このとき、車椅子ユーザー自身の感覚として、その持ち手の上側掴んで前へ押すことで、車椅子を前に駆動し、反対に持ち手を前から後ろに引っ張ることで車椅子を前に動かすことができる。
また、左右で逆に持ち手を動かせば、左右の方向転換を可能にする動きが駆動する。
他動式車椅子
いわゆる、後ろから押すタイプの車椅子である。
車椅子を車椅子ユーザーが自力で駆動することことが困難である時に、介助者が後ろから押したり引いたりして車椅子を操作することを念頭にした車椅子。
自力駆動と比べて、車輪を小さく出来るので、持ち運びがコンパクトになったり、車椅子の移乗の際の動線の確保が行いやすくなるというメリットがある。
電動式
レバー等のコントローラーの操作によって、で車椅子の進行方向等を操作することができる車椅子。
動力を直接生み出すことが困難である場合においても、本人の意思を車椅子の挙動で表現できることが最も大きなメリットである。
姿勢保持支援
車椅子に乗り続けられるよう、その姿勢を保つための機構がついているものがある。
リクライニング
背もたれを傾けることができる機能
体幹の安定した支持が困難な場合に用いる。
ティルト
座面を傾けることができる機能
車椅子からのずり落ちが顕著な場合に用いる。
乗り降り
車椅子からの乗り降りがしやすくなるような機能が付いているものがある。
目的用途別
日常生活用、スポーツ用など場面ごとで、特別仕様のものがある。
金額
当然、多機能やら素材にこだわれば、価格は高価になりがちである。