「コルセット」の版間の差分

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あるという報告がある。
あるという報告がある。


特に[[内腹斜筋]]の機能低下が報告されている。
特に[[内腹斜筋]]の機能低下につながる可能性がある活動量低下が報告されている。


コルセットを装着したブリッジ,[[バードドッグ]],下肢伸展挙上の腰部安定化運動では[[内腹斜筋]]の活動が低下するため,より頻回に腰部安定化運動を行い、[[筋#グローバル筋群・ローカル筋群|ローカル筋群]]の賦活を促していく必要がある。<ref>[https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/27/3/27_309/_pdf 腰部安定化運動においてコルセット装着の有無が 体幹筋活動に及ぼす影響.末廣 忠延,渡邉 進.理学療法科学 27(3):309–313,2012]</ref>
コルセットを装着したブリッジ,[[バードドッグ]],下肢伸展挙上の腰部安定化運動では[[内腹斜筋]]の活動が低下するため,より頻回に腰部安定化運動を行い、[[筋#グローバル筋群・ローカル筋群|ローカル筋群]]の賦活を促していく必要がある。<ref>[https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/27/3/27_309/_pdf 腰部安定化運動においてコルセット装着の有無が 体幹筋活動に及ぼす影響.末廣 忠延,渡邉 進.理学療法科学 27(3):309–313,2012]</ref>

2022年3月20日 (日) 05:55時点における最新版

腰巻。

腰椎圧迫骨折の際などに使用する。

急性腰痛症や筋・筋膜性腰痛症の治療には,軟性コルセットを用いて治療する方法が広く用いられているが,その臨床効果については未だ統一された見解は得ていない。[1]コルセットを装着することで、腹圧が上昇し、椎間板にかかる力が30%減少するという報告はある。

一方で、急性期の状態が落ち着いて以降もコルセットを使用し続けることが、炎症後の患部の回復の遅延や、腰痛の慢性化などにつながる可能性も指摘されている。

機能

徐痛

腹圧補助

を期待して用いる。

コルセットを装着した場合には、体感前屈時に、未装着時には働かない腹直筋が働く。[1]

コルセット装着と体幹筋力低下の関係性

あるという報告がある。

特に内腹斜筋の機能低下につながる可能性がある活動量低下が報告されている。

コルセットを装着したブリッジ,バードドッグ,下肢伸展挙上の腰部安定化運動では内腹斜筋の活動が低下するため,より頻回に腰部安定化運動を行い、ローカル筋群の賦活を促していく必要がある。[2]

腰部安定化運動中の体幹筋活動はコルセット使用で内腹斜筋の活動量が低下することが示された。[3]

参考