国家試験

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ここでは主に日本の作業療法士の国家試験について取り上げる。

受験資格

作業療法士養成課程である大学や専門学校などを卒業しておくことないし、卒業見込みであることが必要である。

実施根拠

理学療法士及び作業療法士法

試験合格で得られるもの

日本の作業療法士の国家資格とそれを証明する作業療法士免許証


勉強法

大学受験を経験している人であれば、勉強は量が多少多く感じる程度でさほど難しくない。

最近では、スマートフォンで、国家試験の過去問を閲覧することができるサイトも存在する。

理学療法士・作業療法士 国試過去問&解説-めでぃまーる.net

最も、上記のようなサイトには、解説などはついていないことがほとんどなので、普段から真面目に教科書を読み通して、十分に一定の知識を蓄えている上級者向けの教材となっている。

勉強が苦手、ないし勉強をしてこなかった人は、大人しくお金を出して書籍を購入するのがよい。

得点戦略

優先順位を考えて勉強しないと、合格に必要な水準に近づくためにかなり多くの時間が必要となってしまう。

まず、3点問題の取得に全力をそそくべきである。そしてよく出る問題については、その問題の背景となっている知識を網羅するように心がける。そうすれば、過去問の数をこなさなくても効率よく必要な情報を摂取できる。

過去問だけ見とけば問題ないという人もいるが、やはり解説が掲載されているものを利用するのが、時間効率は良い。クエスチョンバンクでもなんでも良いので、まず、3点問題領域に特化して、コンパクト前提知識を網羅してやり通して周回するのが大事。

単純暗記は、かえって時間がかかってしまう。

さらに、最近の問題の傾向として、知識よりも一定の情報を与えた上で思考力を問うような形式の問題や、知識も思考力も問う問題が増えており、自分で考えて勉強する力がないと合格するまでに無駄に時間がかかってしまう現象が起こる。

さらには、卒後自分で勉強を進める時にそのようなノウハウの差が、臨床上の実力差となって現れる事になるので、効率よく結果につながる勉強をする方法を身につけておくことはそれなりに有意義であると言える。

臨床との乖離

現役の作業療法士からたびたび指摘されるのが、「国家試験と臨床は別物」である。

しかし、作業療法士の資格を取得するには、国家試験に合格するしかない。

よって、折り合いをつけて勉強するしかない。

傾向と対策

現実問題として、参考書だけを集中して行うだけで合格してしまう。

ここにはさまざまな微妙なバランスが影響しておりそれだけに、この傾向は変わらない。

合格だけを考えるなら、参考書だけを集中し行うのが最も効果的である。

出題基準等

厚生労働省が出している基準

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-idou_127800_00002.html