自由

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全ては、あなたの意思の下。

それは、知り、考え、判断し、全うすること。

概要

自由権は、基本的人権の一つで、日本国憲法で保障されている権利。

自由の起点は、その個人の能力に左右される。

環境が自由であったとしても、ある人物の思考が自由でない場合、その人に自由はない状態となる。

これはとても重要な関係で、自由とは環境のみならず、思考をはじめとした本人の意思決定の状態や形態に相互に依存するものである。

自由は、上記が理解できない、学習が困難である人にとって、極めて取扱の難しいものである。

自由の例示

下記の文章は、K氏が自由であることを端的に表現している。

ある日曜日の朝、ベッドで目覚めたK氏は、今日1日をどんなふうに過ごそうかと、頭の中で思いめぐらせる。「最初に、冷たい水で顔を洗って、気分をすっきりさせよう。次にセーターとジーパンに着替えて、朝食をとろう。そうだな、朝食には、こんがり焼いたトースト・パンを食べることにしよう。パンには、いつものように、バターといちごジャムを塗ろう卵と果物も欠かせないぞ。コーヒーは、確か封を切っていない新しいキリマンジェロがあったはずだ。楽しみだな。食事が終わったら、先週録画しておいたJリーグの試合のビデオをみて、それからドライブに出かけることににするか。天気がいいから久しぶりに海岸まで足をのばそうか。・・・」K氏の頭に浮かんだ一連の行動はそうした行動をとる自由が自分にあるとK氏が信じている行動である。その意味で、K氏は、これらの行動に関する自由を持つ。深田博己.心理的リアクタンス理論(1)

自由権行使の前提

自分の人生の舵取りを自分でしようとする意思、またその能力。セルフマネジメント能力