「MECE」の版間の差分

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==でも現実はMECEにならない==
==でも現実はMECEにならない==


MECEは論理的思考の基礎と言われるので、そうしなければならないように思われる。
MECEは論理的思考の基礎と言われる。


しかし、実践すればわかるが、そうはならないし、そうすることにこだわりすぎると、かえってロスが増える。
正解を模索する中で、つい、MECEである状態を維持、継続しなければならないように思われる。
 
しかし、実践すればわかるが、実際の取り組みはMECEにはならないし、MECEにこだわりすぎると、かえってロスが増える。
 
例えば、MECEにこだわりすぎると、成果に直結しない細部に悩む時間が増えるなど、時間的ロスが増える。

2024年4月15日 (月) 11:46時点における版

MECE(ミーシー)とは「もれなくだぶりなく」という意味である。

論理的思考の基本の一つとされる。

MECEの重要性

なぜ

資源は限られている。限られた資源で、結果を多くするためには、資源をどのようにうまく使うかを考える必要がある。

その時に、『もれなくダブりなく』というコンセプトは重要な指針になる。

例えば、組織において、MECEを意識していないと、異なる部署が同じ仕事に別々のタイミングで従事することが出てきて、関わる人の規模が必要以上に増えたり、その他優先して取り組まれるべき課題が放置されたまま、時間が経過したりする。

MECE的運用がされる場合には、そのような状況が少なくなることが期待できる。

さもないと、次第に、情報の肥大化やノイズが増えることになるので、運用をスリム化する必要があったり、フレームワーク理論を新しく考える時には、MECEを意識してあることが必須である。

特にリハビリテーションの中でも、作業療法は扱う情報の質も量も膨大になる。

顧客情報をデータベース化することを考えると、MECEを踏まえてあることが重要である。

でも現実はMECEにならない

MECEは論理的思考の基礎と言われる。

正解を模索する中で、つい、MECEである状態を維持、継続しなければならないように思われる。

しかし、実践すればわかるが、実際の取り組みはMECEにはならないし、MECEにこだわりすぎると、かえってロスが増える。

例えば、MECEにこだわりすぎると、成果に直結しない細部に悩む時間が増えるなど、時間的ロスが増える。