東京ラプソディ

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作業療法活動を用いる時によく使われる楽曲である。

高齢者の方の認知度が極めて高く、高齢者集団を対象とした集団レクリエーションに適した楽曲なのがその理由である。

歌謡番組で現在も歌い継がれており、さまざまな歌手がしばしばカバーを披露している。

また、2020上半期のNHKの朝の連続テレビ小説「エール」に藤山一郎をモデルとした人物が登場するなどで、世間的にも最注目されている。

発売日

1936年(昭和11年)6月

歌手

藤山一郎

作詞作曲

門田ゆたか(作詞)/古賀政男(作曲)

動画

歌詞

『東京ラプソディ』 作詞:門田ゆたか 作曲:古賀政男

1.花咲き 花散る宵も 銀座の 柳の下で 先ずは 君一人 君一人 逢えば行く 喫茶店[ティールーム] 楽しい都 恋の都 夢の楽園よ 華の東京

2.現に 夢見る君の 神田は 想い出の町 今も この胸に この胸に ニコライの 鐘も鳴る 楽しい都 恋の都 夢の楽園よ 華の東京

3.明けても 暮れても 歌う ジャズの 浅草行けば 恋の 踊り子の 踊り子の ほくろさえ 忘られぬ 楽しい都 恋の都 夢の楽園よ 華の東京

4.花咲く 都に住んで 変わらぬ 誓いを交わす 変わらぬ 東京の 屋根の下 咲く花も 赤い薔薇 楽しい都 恋の都 夢の楽園よ 華の東京

5.夜更けに 一時寄せて 艶めく 新宿駅の あの娘は ダンサーか ダンサーか 気にかかる あの指輪 楽しい都 恋の都 夢の楽園よ 華の東京

楽曲特性

何度かレコーディングされており、伴奏などが異なるがおおよそ以下のような特徴がある。

明るく楽しい曲

曲調全体を通して明かるい。

ただ歌詞を読むだけでも楽しげな雰囲気である。

この明るく楽しい曲調が次に挙げるようなテンポの速さにも、大きく影響している。

東京に対する憧れや、楽しげな雰囲気を見事に表現していることが、いまだにこの楽曲が支持される一つの大きな要因である。

Aメロのテンポはかなり早い

冒頭の

「花咲き、花散る」

歌い初めからテンポ良く、スピーディーな曲である。

高齢者が歌うことを考えると、かなり早めで、滑舌が必要になり、原曲のテンポでは歌いづらさを感じることになる。

アカペラで歌うにしろ、ピアノ等で伴奏をつけるにしろ、少しテンポを落とさなければ高齢者の方が歌う歌としては難易度が高い。

一方で、この特性をあえて使うならば、口腔体操の一環として用いることができる。

音程

きっちり歌い切るには、音程の変化が豊かで難易度は高めである。