アライメント

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アライメントとはある基準に対して、どのように整列しているかという概念のこと。

リハビリテーションの現場などにおいては、身体部位の位置関係やそれらを総合しての姿勢などに関する歪みの有無を表現する中で用いられる。

アライメントの理解

基本的には、教科書などを利用して平均値について知識として知ることが大切である。

普通と比較して、大きく異なる場所に身体の部位が移動している、または変化が見られる時、そのアライメントの歪みであると表現できる。

一方で、人体はこの位置にあるのが正しいと一概に言えないものがある(例:骨盤の前後傾など)ため、注意が必要である。

ぶっちゃけアライメントという言葉を使う必要はない

コンサル業界のキックオフなどと一緒で、特段使う必須性のない言葉であると言えるので、それよりはこの言葉が指し示す範囲についてしっかりと理解できるための解剖学・人体構造学についての理解を進めることが重要である。

むしろ、よくないアライメントの状態については、端的に「ゆがみ」「ずれ」などの言葉を用いる方が、対象者には理解しやすく協業を行う上で有利である。