グッドハートの法則
イギリスの経済学者チャールズ・グッドハートにちなんで。
社員に圧力を掛けて、達成困難な目標を設定すると、社員は不正行為を検討します。[1]
会社の社員マネジメントが機能不全に陥っている証左として、投資家からは受け止められる。
ざっくり概要
測定しその結果によって報酬系が働くものは、その測定値に改ざんのインセンティブがはたらくので、当てにならない。ということ
「いつまでにやらないといけないから、とりあえずやっておけ」
身近な例
「夏休み終了までに、作文を完成させなければならないから、とりあえず、読んだり体験したことにして、原稿用紙を埋めよう」
なんちゃって解説
課題の本質的価値は、課題を行う人物に自己の体験や経験を言語化させ思考力を養い、その思考力を別の体験に汎化させる基点となすことにある。
ところが課題を実行する側が、この課題についてメリットデメリットを考える時にその点はおおよそ抜け落ちる。
つまり、「いかに楽をして、結果を出すか」にある。
すると上記の、「身近な例」のようになる。
これを、突き詰めたものが、chatGPT活用あろう。
対策
課題を行う体験についての、エビデンスの提出を要求する。たとえば、「夏休みの体験」をネタにして作文を書くのであれば、そのときのビデオの提出を要求する。
課題途中の思考過程を、チャート化するシートを作成するなど。
作業療法との関連
作業療法の対象者、患者様の支援は時にハードでタフなので、極めて善良な人ばかりのチームでない限り、必ず、何らかのチート(不正)が発生しうる。支援は、大抵他職種で行われる。
このようなチートは、密室状態においては、弱い方向に流れる。職員間ならまだしも、職員から対象者、患者様へ向かうケースは往々にしてある。(詳しくは虐待のケースを参考)
作業療法士はおおよそプレイヤーであることが多いので、マネージャークラスとの普段からの緊密な連携が必要不可欠ということになろう。
感情労働なので
会社と社員が、仲間意識を持てるかどうかが極めて重要で、表面上問題が起こらないことに注力すると、水面下でとんでもない事態が進行することがよくある。
プレイヤーズは知っていても、マネージャー層に問題が報告されず、マスメディアに取り上げられるまで有効な対策が何らとられない、ということにもなりかねない。
チートを行わないようにするためには「罪悪感」「相手の反応」の三つが有効であるという。
ただ、実際の現場ではこれらが逆回転することも珍しくない。
罪悪感は「慣れ」によりブレーキがなくなり、「相手からの反応」がなければ、みんながやっているからという「同調圧力」を勝手に想定し周囲の目を恐れて「みてみぬふり」をするようになる。
このような現場の状況をよく理解した上で、現状を抽象化して捉えることが、本質的問題解決にとって極めて重要である。