Core stability
コアスタビリティ、つまり体の中心部の安定性を高めることは、健康的な動作と姿勢のために非常に重要
概要
コアスタビリティとは、直訳すると、「核の安定性」となる。
コアには、腹部、背中の下部、お尻、そして骨盤の周りの筋肉が含まれており、これらの筋肉がしっかりと機能することで全身のバランスや力の伝達が効果的に行われる。
コアスタビリティは、作業療法はじめとしたリハビリテーションの領域においては、人体における体幹の安定性の意味で使われることが多い。
https://en.wikipedia.org/wiki/Core_stability
リハビリにおけるコアスタビリティの重要性
ADLと密接な関係がある。
コアスタビリティを鍛えることは、各種の日常生活動作を支え、転倒や腰痛といった、怪我や疼痛のリスクを減らす。
また、重いものを持ち上げる動作や、長時間同じ姿勢を保つことが楽に行えるようになる。
リハビリ内容
一般的に、コアスタビリティのトレーニングとして、プランクやブリッジなどのエクササイズは、コアの筋肉を安全に鍛えるのに効果的である。
例えば、高齢者に適用する場合には、より繊細に負荷量をコントロールする必要がある。
コアスタビリティを構成する筋肉
コアスタビリティを構成する主要な筋肉は以下の通り
外腹斜筋
腹直筋の側面に位置し、体をねじる動作や側方への曲げ動作
内腹斜筋
外腹斜筋の内側に位置し、外腹斜筋と共に体をねじるときに働きます。
腹横筋
腹部の最も深い層にある筋肉で、腹部の圧力を高めることにより胴体の安定性を支えます。これは「コルセット筋」とも呼ばれる。
多裂筋
背中の深層に位置する筋肉群で、背骨の安定性と動きを支える。
脊柱起立筋
背骨に沿って走る筋肉で、直立する姿勢を維持する。
骨盤底筋群
骨盤の底に位置し、内臓を支え、体幹の安定に寄与する。
コアスタビリティに分類されない関連する筋肉
腹直筋
お腹の前面に位置し、俗に「シックスパック」として知られる筋肉で、体幹前屈時、体を前に曲げる動作に関与。
臀筋群(大臀筋、中臀筋、小臀筋) お尻の筋肉で、体の姿勢や動きを調整する。