コンピテンシー

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ハイパフォーマーに共通した行動特性

概要

具体的な行動そのものではなく、行動につながる「性格」「動機」「価値観」といった要素を重視。[1]


社会背景

労働の指標が、年功序列から成果主義へ移行するに伴って、重要視されている。

そして、評価基準の一つとしてコンピテンシーが導入されているらしい。

ただし、多分うまくは機能しないはずで、実際そのようである。

ヒヤリングして作る

ハイパフォーマーの特性を調べて、そのような特性を意識しながら行動することで、全員がハイパフォーマーのアウトプットに近づくことを意識して、ヒヤリングによってその組織独自のコンピテンシーを作成することがある。

あまり、業務内容に変化のない組織や、企業ではうまくいくかもしれない。

運用の難しさ

できる人を基準にすると言うのは、往々にしてうまくいかないが、野村総研によると以下のようである。[2]

(1)高業績者の行動特性を基準にする人事評価の困難さ、(2)多様化が進む社員の意識、価値観に対する概念的な逆行性、(3)導入後のメンテナンスが困難

導入後のメンテナンスは、時代によって必要な能力も変化するため。

参照