洗濯機
水道と組み合わさることによって、洗濯に必要なマンパワーと労働力を大きく圧縮することに貢献し、日本の高度経済成長以降、家庭の経済効率の高水準の維持に寄与し続けている。
一方で、昔ながらの手洗いをするという作業を人間から分離させてしまったため、手洗いをしたことがない人間を増やしてしまう結果となっており、災害時等に衣類の清潔を保つ方法を知らない人を量産している。
家庭用洗濯機の分類
家庭用洗濯機には、大きく2つの種類がある。
縦型洗濯機
ドラム式洗濯機
これら2種類は全くの別物であるため機能を同一視せずどのような目的で利用したいのかについてしっかりと健闘したうえで購入する必要がある。
また、付加価値として、
全自動洗濯機
という機能があり、昔ながらの
2槽式洗濯機
も健在である。
縦型洗濯機
合理的洗濯機
洗濯機といえば、縦型であったことからも明らかに、ドラム式洗濯機に比べ構造上の理由から洗浄力が比較的高い。
特にスポーツや労働に伴う泥汚れなどは、縦型洗濯機のほうが圧倒的に優位に洗浄することができる。
さらに、一度に大量の衣類を洗うことができる。
また、価格もドラム式に比べ安い。
ドラム式洗濯機
もともとは、乾燥機能を主としたドラム式に洗濯機能が付いたものという位置づけ。
そのため、乾燥機能が特徴の一つであり、洗濯のモードによっては衣類を干す必要がなくなり、洗濯から乾燥までを一貫して行うことができることが最大の強み。
洗浄方法も衣類をドラムの回転で上に巻き上げて落とす衝撃で落とす「たたき洗い」が主な洗浄力となる。これは使用水量を抑えることができるといわれている。
またタオル類などは明らかにふんわりと仕上がる。
洗濯家事に要する時間を圧倒的に省略することができる。
従来乾燥フィルターの清掃業務のひと手間が必要であったが、近年は自動掃除機能の備わったモデルも登場しており、1週間に一度のダストボックス清掃でことたりる。
全自動洗濯機
洗剤などを入れておけば、洗浄から乾燥までノンストップで行ってくれる洗濯機。AIをもとにして選択モードを自動で判断してくれるものも登場している。
2槽式洗濯機
手動で洗濯機に水をためる作業をする必要がある。また、脱水にひと手間必要で、洗濯が完了してから隣の脱水槽へ衣類等を移動させる必要がある。すすぎを行うためには、もう一度洗濯槽に衣類等を移動させる必要がある。このような手間のため、昔ながらの洗濯機というイメージはあるかもしれないが、大量の洗濯ものをまるで業務のように処理する必要がある場合には、2槽式洗濯機には経済性がある。
要するに業務用として愛用され続けており、コスト意識の強い職場の仕事などで使う可能性がある。業務用としては2槽式洗濯機にはそれなりにメリットがある。
まず、機構が単純なため、製品の価格がそもそも安い。
また、機構が単純なので壊れにくく、修理が簡単であり、パワーがシンプルに伝わり洗浄力が高まり、石鹸などの水に溶かしにくい洗剤を用いても比較的安定した洗浄力を発揮してくれる。
また、2層式洗濯機は洗剤と選択に用いる水を使いまわすことができる。
また構造がシンプルゆえにメンテナンスもより容易である。
容量
洗濯機には、洗うことができる上限、容量が存在する。
容量が上がるほど、価格も上がる。
家族が多いなどの理由から一度に洗濯する必要がある衣類などの量が多い場合には、容量の大きめのモノを選択しておく方が、無難である。容量が不足すると何度も、洗濯機を使用することが必要になるため、経済性が大きく低下することになるからである。