自信

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現代社会において不足しがちな成分。

自分の寄って立つところ。

対処できる、やれるという感覚。

自分のことを上手くいく方向に導けるという感覚。

自分で決められるという感覚。

自己決定.png

実用的かつ本態的自信

結果を出せることに要点を置いた自信。

それは、自分が実際に出来る、出来た過去の実体験を要素として記憶にスタックにしておき、コントロール可能な形に置けることで、環境に依存しないで出力の精度が高い状態にあると自覚できていることと同義である。

当然、過去の自分と現在の自分を当然の様に連続的存在としてみなす能力が前提となる。

そのため、いうまでもなく、考えすぎたり悩みすぎると、実用性のある自信が失われる。自分自身というものはあんまり変わってない、という漠然さが自信の源として重要になる。

そのため頑固さや、変わらなさ、変わらなさにつながるリスクも高い。

自分自身に対する無条件の愛がその礎

自分のどんなところも肯定的に素晴らしい捉えられることが、自信を保証する最も強力な方法である。

全世界が敵であったとしても、自分の味方を最後までする覚悟が大いなる自信につながる。

自分に都合の良い解釈をする能力

現代人はとても理性的であるし、そうあることを強制される機会も多い。

そのような意味では賢い。

賢くなりすぎて、自分自身の味方が出来てない愚かさが見られる。

生物として、自分の味方を自分ですることが一番正しいという原点としての自信が大切である。

自分にとって心地よいものを見つける力

参考文献として

https://anond.hatelabo.jp/20210423191759

自我と自己イメージとの関連

元来自我や自己イメージとは、具体的な経験、自分自身の身体を通して得られた感情や感覚に基づく評価、その解釈と統合によって練り上げられるものである。

他方、現代社会においては、分かったような気にさせてくれたり、疑似体験が出来るような情報がとても多い。

そのような本来異物を、中途半端に取り入れて、十分に咀嚼しないまま、ましてうまく使わず、いわば過度な肥満状態に匹敵するような肥大した自我を形成する人も増えている。

ある意味で、社会が悪いが、いつまでもそのことを自覚せず、自分が自分自身だと思っている自己規定が、実は周囲から提示強制されたもので、自己の感覚や経験に基づかないものが多々含まれるのだということについての自覚すら持とうとしないのは、これは自己責任である。

本当の自分の核となる部分は、具体的な経験と、それに基づく感謝である。

あまりに肥満状態が過ぎるとそのことに向き合うだけ、動き出すきっかけすら厭う、さらに他者への依存を深め、自分自身を放棄する。

これはもはや健康な状態とは言えず、不健康であり、病的な状態に半歩足を突っ込んでいる。