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対象者を中心としたトップダウンアプローチを実践するための理論。(Anne G. Fisher, 1998, 2009, 2013) | |||
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3段階(評価と目標設定,介入,再評価)で構成されている。<ref>http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:8vgSBcEJ1CoJ:amps.xxxxxxxx.jp/esi4.2016.pdf&cd=15&hl=ja&ct=clnk&gl=jp</ref> | |||
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[[クライアント]]が報告する作業遂行上の強みと問題に優先順位をつける | |||
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===介入=== | |||
代償,教育・教授,習得,回復モデルを選ぶ | |||
適応作業,集団に対する作業に焦点を当てた教育プログラム,習得作業,回復作業を計画、実施 | |||
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===介入=== | |||
[[作業療法士]]は[[クライアント]]の目標と評価結果を明確にし,介入のための適切なモデルを選び,[[クライアント]]と協働して作業を基盤とした作業に焦点を当てた介入の計画と実行をしなければならない(Fisher, 2009, 2013) | |||
==余談== | |||
optimize が「最適化」という意味があるので、それに依っているところがあるとかないとか(要出典) | |||
==論文における使用例== | ==論文における使用例== | ||
[https://kenkyuukai.m3.com/journal/FilePreview_Journal.asp?path=sys%5Cjournal%5C20190422115051%2D567DC4EAE656DE712C1BB7DA4156700F7695F42C974967AC157BE7ABE3D15831%2Epdf&sid=848&id=3156&sub_id=49192&cid=471 Occupational Therapy Intervention Process Model(OTIPM)に基づいた作業療法実践における作業遂行能力および心身機能の変化日本臨床作業療法研究 No.6 2019.廣瀬 卓哉,室伏未知花,高橋真須美] | [https://kenkyuukai.m3.com/journal/FilePreview_Journal.asp?path=sys%5Cjournal%5C20190422115051%2D567DC4EAE656DE712C1BB7DA4156700F7695F42C974967AC157BE7ABE3D15831%2Epdf&sid=848&id=3156&sub_id=49192&cid=471 Occupational Therapy Intervention Process Model(OTIPM)に基づいた作業療法実践における作業遂行能力および心身機能の変化日本臨床作業療法研究 No.6 2019.廣瀬 卓哉,室伏未知花,高橋真須美] |
2022年11月12日 (土) 01:49時点における最新版
対象者を中心としたトップダウンアプローチを実践するための理論。(Anne G. Fisher, 1998, 2009, 2013)
がんの緩和に関するものについては、OPTIMプロジェクトを参考のこと。
概要
3段階(評価と目標設定,介入,再評価)で構成されている。[1]
評価と目標設定
クライアント中心の遂行文脈の確立
クライアントとの治療的信頼関係と協働関係を形成
クライアント中心の遂行文脈における資源と制限を明らかにする
クライアントが報告する作業遂行上の強みと問題に優先順位をつける
クライアントの優先する課題遂行を観察し,遂行分析を実施
クライアントが効果的遂行した,遂行しなかった課題行為を特定し説明
介入
代償,教育・教授,習得,回復モデルを選ぶ
適応作業,集団に対する作業に焦点を当てた教育プログラム,習得作業,回復作業を計画、実施
再評価
作業遂行の向上と満足度を再評価
介入
作業療法士はクライアントの目標と評価結果を明確にし,介入のための適切なモデルを選び,クライアントと協働して作業を基盤とした作業に焦点を当てた介入の計画と実行をしなければならない(Fisher, 2009, 2013)
余談
optimize が「最適化」という意味があるので、それに依っているところがあるとかないとか(要出典)