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それゆえ、顧客の概念に対する理解が一般企業に勤める場合と比べて十分な水準に達しにくい現実がある。 | |||
しかし、自分の仕事が存在するのは顧客の存在ゆえである。よって、その仕事を続ける以上、顧客についての理解は必須である。 | |||
==ドラッカーの顧客== | ==ドラッカーの顧客== |
2020年8月19日 (水) 12:53時点における最新版
お客さんのこと。
作業療法士の場合は対象者。
顧客としての対象者理解の重要性
作業療法士は直接金銭を受領することはない。
基本的に医師や事業所の下請けとして仕事をする構造である。
それゆえ、顧客の概念に対する理解が一般企業に勤める場合と比べて十分な水準に達しにくい現実がある。
しかし、自分の仕事が存在するのは顧客の存在ゆえである。よって、その仕事を続ける以上、顧客についての理解は必須である。
ドラッカーの顧客
ドラッカーは、この概念をより一般的な関係性にまで拡張して考えた。
すなわち、メリットとその対価をやりとりする関係においては顧客が発生するという考え方である。
システム改善の可否は顧客次第
顧客の意思決定に、システム欠陥の原因があることがある。
逆に、システムの欠陥が顧客の利益を損ねることがある。
後者は早急に改善される必要があるが、顧客がその変化の意思を支持することが必要である。
よって、システムを変える時のその最終決定権は常に顧客にあると言える。
真の顧客
顧客のようであって、実際のところの真の顧客は別にいることが、世の中にはよくある。
真の顧客であるための要素は以下の通りである。
意思決定と選択が可能であること。
購入に必要なお金を動かせる存在であること。
対価を払うことで必要なものを満たせること。
うまくいく仕事の考え方
真の顧客に対する貢献を考えると仕事は上手くいく。
逆に、自分のことや、身内のこと、自分が所属する組織の利益ばかりを考えていてはうまくいかない。