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CI療法とは、脳卒中の片麻痺患者に対して、非麻痺側手の使用を三角巾やミットなどで制限し、麻痺側上肢を使用する動作を練習するものである。
CI療法(Constraint-induced movement therapy)とは、脳卒中の片麻痺患者に対して、非麻痺側手の使用を三角巾やミットなどで制限し、麻痺側上肢を使用する動作を練習するものである。<ref name=“ciriron” />
 
==適応==
 
CI療法の適応は,手関節が20度以上随意的に伸展でき,母指を含む3本指の中手指節間MP関節と近位指節間 PIP 関節が 10 度以上伸展できるという基準が一般的<ref name=“ciriron” />
 
その他の基準
・Mini-mental state examination で 20/30 以上.
 
・重度の[[高次脳機能障害]]や精神疾患がない.
 
・医学的にコントロールできていない重大な合併症がない.
 
・肩関節に亜脱臼,肩手症候群など重度の疼痛がない. ・肩・肘にわずかでも随意性がある.
 
・集中訓練のストレスに耐えられる.
 
・患者自ら CI 療法を強く希望している.
 
・[[歩行]]や[[セルフケア]]が自立し,転倒の危険が低い.
 
<ref name=“ciriron”>https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrmc/48/3/48_3_184/_pdf</ref>

2021年3月19日 (金) 23:11時点における最新版

CI療法(Constraint-induced movement therapy)とは、脳卒中の片麻痺患者に対して、非麻痺側手の使用を三角巾やミットなどで制限し、麻痺側上肢を使用する動作を練習するものである。[1]

適応

CI療法の適応は,手関節が20度以上随意的に伸展でき,母指を含む3本指の中手指節間MP関節と近位指節間 PIP 関節が 10 度以上伸展できるという基準が一般的[1]

その他の基準 ・Mini-mental state examination で 20/30 以上.

・重度の高次脳機能障害や精神疾患がない.

・医学的にコントロールできていない重大な合併症がない.

・肩関節に亜脱臼,肩手症候群など重度の疼痛がない. ・肩・肘にわずかでも随意性がある.

・集中訓練のストレスに耐えられる.

・患者自ら CI 療法を強く希望している.

歩行セルフケアが自立し,転倒の危険が低い.

[1]