「手段的日常生活動作(IADL:Instrumental Activities of Daily Living)」の版間の差分
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IADLは作業療法領域に特有の言葉ではなく、広く医療介護業界で通用する専門用語である。 | |||
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Lawtonの尺度・老研式活動能力指標・DASC-21など<ref>[https://www.cocofump.co.jp/articles/kaigo/109/ IADL(日常生活動作)とは?ADLとの違いや評価項目・低下予防法まで解説|サービス付き高齢者向け住宅の学研ココファン]</ref> | |||
==参照== | |||
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2022年12月2日 (金) 07:21時点における最新版
IADL (Instrumental Activity of Daily Living)とは、手段的日常生活動作である。ってなんのこっちゃになるので、新人向けや家族説明においては、使わないのが無難。
説明
日常生活上で自分の生活を維持するために必要な生活動作。通称IADL(アイエーディーエル)、医療介護業界では一般的である。普通の人に発言してもあまり通用しない。
一般に 買い物、掃除、炊事、家事、洗濯、移動・外出、服薬の管理、金銭の管理などに、電話の使用が加わる。
作業療法とIADL
IADLは作業療法領域に特有の言葉ではなく、広く医療介護業界で通用する専門用語である。
しかし、作業療法の目線で、重要なのは、IADLは単純な動作というよりも生活行為としてみる方が適当だということである。ということは、作業療法士の専門領域である。
要するに作業療法士にとって大事なのはIADLの項目でなく参考にしてその人らしい生活を考えるきっかけとできることである。
一定の判断と決断が断続的に必要で、身体機能と認知機能が複合的に必要で、やり方、方法にも自由度があり、その人らしさや生き方、人生の物語がにじみ出る。
特に強調すべきは、単に身体機能だけが保たれていれば可能というわけでもなく、相応の認知機能が必要であるという側面である。その逆は戦略的に代償できることも多いが、自己決定が困難な場合にはIADLは極端に制限される。
たとえば、アルツハイマー型認知症の方の買い物で見ても、時間が経つほどに様々な困難が増えていく。
たとえば、買い物に行っても同じものを買ってしまう、お金の計算ができない、買い物先で借りたトイレのトイレットペーパーを持ち帰ってしまう、迷子になってしまうなどである。
本人様に自分らしい生活をなるべく長く続けてもらうためには、上記のような現象をサポートするための、精神機能面の評価が欠かせず、作業療法士は総合的にサポートできる職種として貴重である。
評価手法
Lawtonの尺度・老研式活動能力指標・DASC-21など[1]