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症候性肋間神経痛: 変形性脊椎症、胸椎椎間板ヘルニア、脊椎腫瘍など脊椎に原因がある場合。外科的手術が必要な場合もあり。 | 症候性肋間神経痛: 変形性脊椎症、胸椎椎間板ヘルニア、脊椎腫瘍など脊椎に原因がある場合。外科的手術が必要な場合もあり。 |
2024年4月16日 (火) 12:26時点における最新版
肋間神経は、肋骨と肋骨の間を走行している神経。胸郭を拡大し、吸気を助ける筋を支配している。
胸部の正面から背中にかけて広がっている。
走行
胸椎から出ており、各肋骨の下を走行して肋間筋を含む周囲の組織に神経を供給する。
肋間神経は、感覚と運動の両方の繊維を含み、それぞれの肋骨の間に位置する肋間筋と中枢神経との神経信号のやりとりを媒介する。
肋間神経痛
痛みの起こる場所は背中から脇腹、胸の前面、おへそ辺り、まれには足の付け根まで感じることがあり、痛みは急に電気が走るような感覚やジクジクとした持続的な痛みといった様々な形で現れる。
肋間神経痛の原因による分類
外傷性: 肋骨骨折など。コルセット装着による経過観察で自然治癒を待つ。
病原性:例えば、帯状疱疹による。この場合、抗ウイルス薬と神経障害性疼痛専用内服薬が有効。
症候性肋間神経痛: 変形性脊椎症、胸椎椎間板ヘルニア、脊椎腫瘍など脊椎に原因がある場合。外科的手術が必要な場合もあり。
特発性肋間神経痛: 原因不明な場合。
肋間神経によって支配される筋肉
肋間筋群
肋骨と肋骨の間を走行している筋肉。肋間筋群は、胸式呼吸(大きく息を吸う際と息を吐く際のガス交換)において重要な役割を果たす。
外肋間筋 肋骨を挙上し、胸郭を拡大させる
内肋間筋 肋骨間を収縮させ、胸郭を狭くする