神経

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作業療法士としては、臨床的に、個々の障害や症状の背景にある関連性を考えたり、リーズニングを行う上で極めて重要。

概要

神経は、電気信号を全身に伝達する特殊な細胞の束。

これらの信号(神経インパルス)は、感覚、運動、その他様々な生理的プロセスなど、身体の機能を制御・調整する役割を担っている。

再生医療

再生医療が一般的な選択肢となるならば、これまでのリハビリテーションの手法は大体過去のものとなる。

詳しくは、再生医療のページを参照。

構成細胞

神経は、主に神経細胞とグリア細胞の2種類の細胞から構成されている。

神経細胞は電気信号の伝達を担う主要な細胞である。

グリア細胞は構造物として重要で、神経細胞を支持し保護する役割を担う。

神経の分類

役割による分類

役割によって、感覚神経と運動神経にわけて分類できる。

感覚神経

感覚神経は、触覚体温痛覚などの感覚を脳に伝える神経。

運動神経

運動神経は、から筋肉臓器に情報を伝え、運動などの動作を可能にする神経。

部位による分類

神経は部位によっても分類できる。

末梢神経

末梢神経。脳と脊髄といった中枢神経以外の神経のこと。体のさまざまな部位につながる神経の総称。

脳神経 頭の中にある神経で、脳に連絡する。脳神経という名前だけども、末梢神経

中枢神経

脊髄神経 脊髄にあり、に連絡する

麻痺

神経が損傷すると、電気信号の伝達が妨げられ、痛み、脱力、感覚の喪失など、さまざまな症状を引き起こすことを指して、麻痺と呼ぶ。