「脳神経」の版間の差分

提供:作業療法大百科事典OtWiki
(ページの作成:「脳神経は、脳から発生し、頭、顔、首のさまざまな機能を制御する12対の神経をまとめて呼ぶ時の名称。 感覚、運動、視覚、…」)
 
編集の要約なし
1行目: 1行目:
脳神経は、脳から発生し、頭、顔、首のさまざまな機能を制御する12対の神経をまとめて呼ぶ時の名称。
[[Category:神経]]


感覚、運動、視覚、聴覚、味覚、嗅覚など、さまざまな機能を担っている。
脳神経は、[[脳]]から発生し、[[頭]]、[[顔]]、[[首]]のさまざまな機能を制御する12対の神経をまとめて呼ぶ時の名称。
 
[[感覚]]、[[運動]]、[[視覚]]、[[聴覚]]、[[味覚]]、[[嗅覚]]など、さまざまな機能を担っている。


==概要==
==概要==
19行目: 21行目:
[[外転神経]](CN VI) - 眼球運動を司る神経
[[外転神経]](CN VI) - 眼球運動を司る神経


[[顔面神経]](CN VII) - 顔の[[表情]]、舌の前2/3の味覚、流涙、唾液分泌を司る。
[[顔面神経]](CN VII) - 顔の[[表情]]、舌の前2/3の[[味覚]]、流涙、唾液分泌を司る。


[[前庭蝸牛神経]](CN VIII)-[[聴覚]]と[[平衡感覚]]を司る。
[[前庭蝸牛神経]](CN VIII)-[[聴覚]]と[[平衡感覚]]を司る。


[[舌咽神経]] (CN IX) - 舌の奥1/3の味覚と咽頭の筋肉の動きを司る。
[[舌咽神経]] (CN IX) - 舌の奥1/3の[[味覚]]と咽頭の筋肉の動きを司る。


[[迷走神経]](CN X) - [[嚥下]]、[[発声]]、[[心拍]]調節など様々な機能を司る。
[[迷走神経]](CN X) - [[嚥下]]、[[発声]]、[[心拍]]調節など様々な機能を司る。
33行目: 35行目:
==臨床上の重要性==
==臨床上の重要性==


特定の脳神経の損傷や機能障害は、視力低下、難聴、顔面の脱力や下垂、発声や嚥下の困難など、さまざまな症状を引き起こす可能性がある。
特定の脳神経の損傷や機能障害は、視力低下、[[難聴]]、顔面の脱力や下垂、発声や嚥下の困難など、さまざまな症状を引き起こす可能性がある。


これらの症状は、怪我や病気、感染症によって引き起こされることがあり、臨床検査やその他の診断検査によって診断することができます。
これらの症状は、怪我や病気、感染症によって引き起こされることがあり、臨床検査やその他の診断検査によって診断することができます。


たとえば、顔面神経麻痺などの[[リハビリテーション]]などでは当然、関連する知識が必要になる。
たとえば、顔面神経麻痺などの[[リハビリテーション]]などでは当然、関連する知識が必要になる。

2023年1月24日 (火) 06:28時点における版


脳神経は、から発生し、のさまざまな機能を制御する12対の神経をまとめて呼ぶ時の名称。

感覚運動視覚聴覚味覚嗅覚など、さまざまな機能を担っている。

概要

脳神経には、以下のようなローマ数字表記での番号と名前が付けられている。

嗅神経(CN I)-嗅覚を司る。

視神経(CN II)-視覚を司る。

動眼神経(CN III)-眼球運動とまぶたの動きをつかさどる。

内耳神経(CN IV)-眼球運動に関する神経

三叉神経(CN V) - 顔の感覚と顎の動きを司る神経

外転神経(CN VI) - 眼球運動を司る神経

顔面神経(CN VII) - 顔の表情、舌の前2/3の味覚、流涙、唾液分泌を司る。

前庭蝸牛神経(CN VIII)-聴覚平衡感覚を司る。

舌咽神経 (CN IX) - 舌の奥1/3の味覚と咽頭の筋肉の動きを司る。

迷走神経(CN X) - 嚥下発声心拍調節など様々な機能を司る。

副神経(CN XI) - の筋肉を動かす。

舌下神経(CN XII)- 筋肉の動きを司る。

臨床上の重要性

特定の脳神経の損傷や機能障害は、視力低下、難聴、顔面の脱力や下垂、発声や嚥下の困難など、さまざまな症状を引き起こす可能性がある。

これらの症状は、怪我や病気、感染症によって引き起こされることがあり、臨床検査やその他の診断検査によって診断することができます。

たとえば、顔面神経麻痺などのリハビリテーションなどでは当然、関連する知識が必要になる。