「スーパーバイザー」の版間の差分
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学力や臨床に必要な手技については、学生側の生活上の問題もあり、作業療法士養成校では十分な育成ができているとは言い難いため宛にはできない。 | 学力や臨床に必要な手技については、学生側の生活上の問題もあり、作業療法士養成校では十分な育成ができているとは言い難いため宛にはできない。 |
2021年5月6日 (木) 01:40時点における版
Supervisor
実習先で、学生の指導の責任者となる人。
臨床実習指導者。
作業療法士は、作業療法士養成課程にて、必ず臨床実習を経験することになっており、スーパーバイザーのお世話になる。
これまでの実習は、スーパーバイザーへの十分な管理がなされていなかったため、当たり外れがあったことも事実である。
そのため、現在は、所定の講習を受けたもののみがスーパーバイザーとして指導ができる仕組みに改められようとしている。
スーパーバイザーに必要な視点
育成対象の学生が今後社会人として活躍できるか、という視点で差し支えない。
時間が守れるか
配慮しつつ、自分の要求を伝えられるか
感謝を表現できるかなど
臨床に必要な手技や知識の不足そのものについては長期的視点で見る
学力や臨床に必要な手技については、学生側の生活上の問題もあり、作業療法士養成校では十分な育成ができているとは言い難いため宛にはできない。
そのため、短期的な成果をめざすのは非合理的である。
それよりは、むしろ臨床にて経験を学びに生かし、行動変容や改善につなげる実際のフローを体験することの方が大切である。
つまり指導者側には、自分自身の業務フローを常に見直し改善することを日常的に行なっていることが求められる。
逆にいえばそれだけやっておけば、学生は勝手にそこから学んでいくので、放置放任で問題なく、本人から質問するようになる。
本人から質問が出てこないようであれば、フローの見せ方や経験のさせかたがうまくいっていないということなので、そこを繰り返して体験させる。
そうすれば長期的に作業療法対象者の方の利益に資する人材に勝手に育つ、そういう種を撒くことができる。
学生の長い人生の一瞬にしか関わらないわけで、その後、どう伸びていくかは本人次第である。
方向性を指し示すだけでよく、それが理解できない者や理解し得ないものについては、作業療法対象者の方の利益を逸する可能性が高いのでその旨正確に評価し養成校に伝達する。