「ストレングスモデル」の版間の差分

提供:作業療法大百科事典OtWiki
(ページの作成:「たとえば、障害があるとき、出来ないことに注意を取られがちで、それをなんとかしようと問題解決に取り組むことが多い。…」)
 
編集の要約なし
1行目: 1行目:
たとえば、障害があるとき、出来ないことに注意を取られがちで、それをなんとかしようと問題解決に取り組むことが多い。
たとえば、障害があるとき、出来ないことに注意を取られがちで、それをなんとかしようと[[問題解決]]に取り組むことが多い。


しかし、QOLの向上という視点で考えたとき、苦手を改善するより、出来ることをきちんと出来るようにすること、得意なことをしてもらってその人らしさを発揮してもらうことが重要である場合が少なくない。
しかし、[[QOL]]の向上という視点で考えたとき、苦手を改善するより、出来ることをきちんと出来るようにすること、得意なことをしてもらってその人らしさを発揮してもらうことが重要である場合が少なくない。


このように、出来ることや得意なことと言ったその人の強みに焦点を当てて支援を行うことをストレングスモデルと呼ぶ。
このように、出来ることや得意なことと言ったその人の強みに焦点を当てて支援を行うことをストレングスモデルと呼ぶ。


主観的なストレングスと客観的なストレングスに分けて考えるのが支援をよりやりやすくすると考えられる。
主観的なストレングスと客観的なストレングスに分けて考えるのが支援をよりやりやすくすると考えられる。
[[作業療法士]]が本来コミットするべきは対象者のQOLの向上なので、ストレングスモデルの理解とそれに基づく支援がすぐに必要に応じて出来るような備えが欠かせない。

2020年8月23日 (日) 01:30時点における版

たとえば、障害があるとき、出来ないことに注意を取られがちで、それをなんとかしようと問題解決に取り組むことが多い。

しかし、QOLの向上という視点で考えたとき、苦手を改善するより、出来ることをきちんと出来るようにすること、得意なことをしてもらってその人らしさを発揮してもらうことが重要である場合が少なくない。

このように、出来ることや得意なことと言ったその人の強みに焦点を当てて支援を行うことをストレングスモデルと呼ぶ。

主観的なストレングスと客観的なストレングスに分けて考えるのが支援をよりやりやすくすると考えられる。

作業療法士が本来コミットするべきは対象者のQOLの向上なので、ストレングスモデルの理解とそれに基づく支援がすぐに必要に応じて出来るような備えが欠かせない。