音楽
聴覚と圧覚を通して情動を刺激する音声的刺激の創作物。
プリミティブな音から、超現代的EDMまで、音楽は幅広い。
作業療法での活用の余地も広い。
作業療法士は、音楽が人に与える影響について知っておく必要がある。
楽曲のサブスクリプションサービス
サブスクリプション、つまり定額支払えば、音楽聴き放題というサービス利用が一般的になっている
SpotifyやYouTube Music、Apple Musicなどがスタンダードな選択肢となっている。
人と音の関係性
自然に近い環境になればなるほど、人間の聴覚は研ぎ澄まされる。
人工的な音には、意味性や文化性が付与される。
自然音
水のおと、動物の鳴き声、人の声、音の情報
典型的なものは、人の鼓動の音
行動歌
気合いを入れるための音楽
労働歌
マーチ
など
気分を高揚させ、特定の行動に向かわせたり、作業の効率を向上させる効果がある。
民謡、風土記
原始的なコンテンツ、娯楽。
酒、宴会、冠婚葬祭などとの縁が深い音楽。
民謡などの形
パーカッションなど
人生を謳ったり、属するコミュニティを象徴するものとして歌われ、演奏される
宗教音楽、神秘
神秘性やそのイメージを掻き立てるのに音楽が使われてきた。
宗教などでは、音楽的要素が入門者に対する興味関心を引き立て、神秘性を感覚的に理解させるためのツールとして用いられてきた。
宗教が音楽理論の発達に果たした役割は非常に大きく、現在、クラシック音楽と呼ばれるもののルーツや資金源や文化的背景となっている。
娯楽音楽
音楽の消費コストが低下したことによって、商業的音楽は、単純な娯楽的側面が際立って大きくなった。
それに伴って作成される楽曲の供給量が増え、また制作のコストも低下して多様となったことから、さまざまなジャンルの音楽が誕生している。
楽曲の構成要素
リズム
音のスピードは、聴くものの印象だけでなく生理的反応すら変える。
調
曲の印象を決定づけ、雰囲気を特徴付ける
旋律
曲の顔。
メロディーともいう、単音階とリズムの複合要素
楽曲制作
音楽理論が、インターネットで安価に摂取できるようになったため、コード進行などはテンプレートで。
DTM
誰でも作曲ができる世の中になった。
デスクトップミュージックと呼ばれるような制作環境と、
音源素材もクオリティにこだわらなかったり、エフェクトをかけて歪ませることで
十分活用可能なものが増えている。
作曲能力があれば、誰でも楽曲制作ができる世の中になっている。
楽曲発表
Youtubeにアップロードして、SNSで拡散するのがスタンダードな方法に変わりつつある。
受け入れられたり、いいなとおもわれる音楽が率直に評価される世の中になり、事務所やレーベルの力よりもアーティストの底力の方が重視される音楽をやりやすい環境になっている。
配給で権力を発揮していた組織のチャンネルが大ヒットにつながるようなブランディングができる時代は終わりつつあると言える。
スタジオ
資金がかけられる場合には、ミュージシャンとスタジオを押さえて、本格的な楽曲が制作できる。
しかし、あくまで 資金 それから 人脈 がモノをいう。