感覚が中枢系にうまく入力できず、姿勢制御に関する反射も不具合が起こっている状態。
通常は無意識下、ないしほとんど意識しせずとも感覚的に処理できる体の動きが、足りなかったり過剰になったりして、実用性を欠くことが多い。
作業療法士としては、失調という言葉そのものよりも「なぜそうなるのか」についての理解が必要不可欠である。
運動失調と歩行器の導入
リハビリを行っても失調の消失が期待できない場合も多々あるので、そうした状況においてはAid toolsの選定は極めて重要である。
特に実用的な移動手段が獲得できるかどうかは、在宅復帰の難易度を大きく左右する要因となるため重要である。
歩行補助具の選択により自宅復帰及び自立した歩行が可能となった症例