関節リウマチ

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関節リウマチ(rheumatoid arthritis: RA)とは、自己免疫疾患の一つ。

身体を外的な要因から守る為の免疫が、自分の体を攻撃してしまうことによって、関節の機能が低下ないし破壊される病態。

関節リウマチが進行すると、免疫の異常により関節に炎症が起こり、関節の痛みや腫れが生じる病気。進行すると、関節の変形や機能障害を来たす。[1]

原因

不明。[1][2]

スクリーニング

【関節リウマチ初期症状チェック】

朝起きると、関節がこわばっている
起きてから30分~1時間でふだんどおりに動くようになる
左右両方の関節が動かしにくい
痛む関節が腫れている
痛む関節を触ると熱っぽい
痛む関節がやわらかくブヨブヨしている

病理

発症しやすさとして、

女であること(男性のおよそ4倍)[1]

40歳以上[1]

作業へ与える影響

疲れやすくなり、耐久性が低下することがある。[3]そのため、全身に影響があり、日常生活動作のみならず、作業にも影響がでる。


リハビリ体操

リウマチ体操

導入資料

関節リウマチの症状改善・対策(リハビリ・合併症予防・生活の注意点)

【特集】関節リウマチ徹底解説 症状のチェック・治療法まとめ

症状

典型的には、関節の痛み、腫れ、朝のこわばり

症状は左右対称に出ることがおおいが、片側のみの発症がないわけではない。

症状の進行に伴って、関節の軟骨、骨、靱帯が削れて(すり減って)、関節の変形、不安定化、瘢痕(はんこん)化[2]が起こる。


予後が良くないことを予測させるような要因

下記のようなものがある。[2]

白人である、女性である、またはその両方に当てはまる

リウマチ結節がある

発症したときに高齢である

20以上の関節が炎症を起こしている

喫煙者である

肥満

赤血球沈降速度(赤沈)が高い

リウマトイド因子または抗環状シトルリン化ペプチド(抗CCP)抗体の値が高い

関節炎症の機序

侵された関節には、しばしば圧痛、熱感、腫大が起こるが、原因は、関節の内側を覆う軟部組織の腫れ(滑膜炎)[2]

侵されやすい関節

最初に炎症が起こるのは[2]

手、手首、手の指 足、足の指

スワンネック変形

ボタンホール変形

侵される可能性がある関節

膝、肩、肘、足首、股関節

そのほか、侵されない関節

脊椎の下の方や、手の指先の関節。

診断

痛みや腫れのある関節の数と部位、RFや抗CCP抗体の有無、炎症反応の有無、症状持続期間をスコア化して総合的に判断する。


参考要因

血液検査として、リウマトイド因子(RF)や抗CCP抗体。

炎症を反映するCRPや赤沈(ESR)、関節破壊と相関すると言われているMMP-3など

画像検査として、関節レントゲン検査や超音波(エコー)検査、MRI検査。

特徴的な変形

下記のサイトのイラストが参考とできる。

指が曲がらない。変形や結節と関節リウマチ | リウマチe-ネット

他疾患との鑑別

手指の第一関節は稀なので、そ場合、変形性関節症を疑う。


参考