膝関節

提供:作業療法大百科事典OtWiki
2022年6月3日 (金) 09:52時点におけるOtfighter (トーク | 投稿記録)による版

ヒト下肢の、中心に位置する関節

無意識ながらも、生活のありとあらゆる行為で、使うことになる関節

膝関節は、特に、股関節足関節と共に、移動自由経済性を大きく左右する関節であると言える。

生理学的構成要素[1]

膝関節は、以下のような構成要素でなりたつ。問題を考える時の切り分けに重要な知識。

関節包関節を包み込んで保護すると同時に、関節栄養するとても大切になる組織滑膜滑液を保持するのに役立つ

大腿骨 膝蓋骨 脛骨 腓骨

軟骨関節の動きの摩擦や抵抗を減らす。

関節液:関節軟骨など、血管のない組織を栄養するために極めて重要な役割を果たす。関節内で炎症が起こると、関節内の関節液の量が増え、いわゆる「水が溜まった」状態になる。

半月板大腿骨脛骨腓骨の間のクッションや、摩擦や抵抗を減らす役割を果たす。

靭帯後十字靭帯 前十字靭帯 内側側副靱帯 外側側副靭帯

筋肉大腿四頭筋 膝蓋腱 ハムストリングス

主な関連疾患

変形性膝関節症O脚含む)

関節リウマチ


膝の痛み

高齢になると膝の痛みが発生することがよくある。

これは、膝の組織が摩耗したことによって、起こることが多い。

また、歩き方や体にゆがみがある場合には特定の部位に負荷が集中することによって関節の変形が起こることがある。

参照