血液
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研究
Ahed遺伝子
体内で重要な役割を果たす赤血球や白血球などの血液細胞を作るのに必須の遺伝子をマウスで発見したと25日、大阪大などのチームが発表した[1]
チームはさまざまな遺伝子を壊したマウスの胚性幹細胞(ES細胞)を200種類作成、それぞれ血液細胞になるように変化させた。その中で、ある特定の遺伝子を壊すと、血液細胞がほとんど作られないことを発見。この遺伝子をAhedと名付けた。
血液細胞のAhed遺伝子が壊れるようにすると、マウスの胎児は生まれる前に死に、赤血球や白血球はほとんど作られていなかった。大人のマウスでもAhed遺伝子を壊すと血液細胞の量が激減。胎児期から成長するまで、血液を作るのに重要な遺伝子だと分かった。
既存のデータベースで調べたところ、急性白血病患者の約1割にAhed遺伝子の変異があったという。大阪大学など、血を作る遺伝子発見 白血病治療に期待 - 日本経済新聞