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骨格を構成し、体格の元になる要素で、運動を考える上で極めて重要である。

また、生理学的にも非常に重要な役割を持つ。病理学的にも重要な要素である。

機能

力学的機能

支持、運動、保護である。

支持

体の構造を抗重力方向に支える仕組み。

運動

基盤となっている部位を基にして、意図する方向に体の部位を動かす力を伝える剛体としての働きを持つ

保護

外からの衝撃に内部の重要な柔らかい組織を守る防御機構としての働きを持つ

生理学的機能

カルシウム貯蔵、造血、など人間の体の恒常性や免疫の維持などに必要な仕組みを提供している。

作業療法士と骨

作業療法士にとっては、人の生活行為における、作業分析の基本的な知識としての関節を構成する要素として極めて重要である。

なぜなら、人の生活行為は、体の各関節を動かすことで目的とする動作を実現し、達成している。

そして、関節を動かす動力となっているのは、筋肉である。

つまり、そのの起始と停止は、骨の上にあることがほとんどであるため、骨が理解できていない場合には、あるの機能について説明することができないからである。

作業療法士は、主要な骨については、理解と把握ができていなければ仕事にならないとさえ言える。