ジスキネジア

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一見すると奇妙な動きにみえる不随意運動

口唇ジスキネジアが一番よくある病態。

口唇ジスキネジアの動画

動画をみるのが一番早い。

原因

大脳基底核の不調によって出現すると考えられる、不随意運動の一種[1]

薬剤性ジスキネジアの理解が重要である。

薬剤性ジスキネジア

歩行すると動きが改善するという特徴がある。

鑑別として、ウィルソン病

遅発性ジスキネジア

遅発性ジスキネジア(tradiv dyskinesia)は、抗精神病薬使用後に出現する。

他にも、制吐剤などの消化器官用薬や抗てんかん薬・抗うつ薬などでもこの症状を引き起こすことがある。

ただし、精神疾患患者の場合でも薬剤投与をうけていなくても15%に口唇ジスキネジアが出現するという報告もある。

好発要因

高齢者・糖尿病合併症・脳

好発年齢

65歳

ドパミン関連薬剤使用

抗パーキンソン病薬などの使用にともなって発生するジスキネジア。

舞踏運動ジストニアバリズム常同運動(stereotyped movement)、ミオクローヌス振戦などがあり、ときにアカシジアをともなう。

初期のジスキネジアは単なる癖と考えて、見逃されていることもある。

好発要因

若い発症年齢、女性パーキンソン病

パーキンソン病患者においては、Levodopa効果の大きかった人ほど、副作用としてジスキネジアを出しやすい。