シルバーカー
歩行器ではない。あくまで歩ける方が、歩行と運搬を便利にするための道具。という建前がある。
実際には、それなしでは歩けない歩行能力の方であっても、安価な歩行代償手段として日常生活でも用いられていることは経済的な理由などにより少なくない。
概要
歩行能力のある人が使うことが前提で、押して歩く事で買い物や歩行の疲労を軽減するaid tools
シルバーカー、押しぐるまなどの呼称がある。
ものを運んだりする経済性を高めることができる。また、座って休むこともできる。
その一方で、適切なものを用いないと円背を強化するリスクがある。
定義
SG規格(製品安全協会)では、
「自立歩行が可能な高齢者が、外出の際に歩行や品物の運搬及び休息に用いる車輪が四輪以上の歩行補助車」
特徴
財団法人テクノエイド協会は下記のように述べている。
要約すると、自分で立って、自分で歩ける能力がある方が使うものがシルバーカーという位置づけである。
すなわち、シルバーカーは、歩行できない人が使用する歩行補助用具ではなく、歩行可能な人が運搬用に使用するショッピングカー及び、休憩するためのいすが付属している補助車ということができます。また、シルバーカーのいすは、休憩するためのいすであって、車いすのように、座らせて動かすようには設計されていません。シルバーカーと歩行器や歩行車 の違いは、シルバーカーの支持面積中に身体を入れることができない のでグリップへの体重負荷が不十分になり、歩行を安定させるための 支持が足りないことにあります。福祉用具シリーズVol.12歩行補助用具. 財団法人テクノエイド協会
自分で立って歩くことが難しい場合には、歩行器の使用を検討するのが良い。
導入の方法
主に新規の製品を自己購入する場合とレンタルする場合が主な場合となる。
中古をもらい受ける場合も考えられますが、必ずしも状態にあっているものを使用できているとは限らないので、専門知識がある人に相談ができることが望ましい。
自己購入
自分でシルバーカーを購入する場合
購入方法
インターネットショッピング
すでに、知識がある場合には選択肢となる。
あるいは、専門知識がある人が代理購入したり、助言を適切に行う
レンタル
選択のポイント[1]
ハンドルの高さが調節できるかどうか
ブレーキ操作が容易かどうか
収納スペースのバランスと安定性は良いか
メンテナンス
レンタルの場合
福祉機器を使用しているレンタル機器のメーカーの担当者に連絡すると、対応してもらえる。
介護保険サービスを利用している場合には、ケアマネ経由で相談して対応して頂くと良い。
所有購入している場合
自己修復の場合には、メーカーのHPに換装可能なパーツの一覧が掲載されている。
その一覧を見ながら、必要なパーツを注文する。
弊社契約事業者に限られる場合もある。
さらに、修理には分解と再構成、それらに必要な工具などへの知識理解が欠かせないため、自信がない場合には安易に自己修理に手を出すべきではない。[2]
万が一、修理修復が不完全で、それが原因となって重大事故が起こったとしても、だれもその現象に対する補償を行うことはできない。
新規購入
破損や故障、個所が換装不可能なパーツの場合は、新しいものの購入を検討することになる。
理学療法士や作業療法士に相談すると、今の状態や将来の状態変化も踏まえた歩行器を選択する支援が受けられる。
政策メーカーのメンテナンスページ
メンテナンスについて | 島製作所(歩行車・シルバーカー・福祉用具メーカー)
部品パーツ名
修理メンテナンスの際には、パーツ名を把握しておくことが大切。
フレーム
一番高額かつ、すべてのパーツを換装することになるので、経済的に余裕があるならば新しいものを購入することがおすすめされる。
前輪キャスター
動くものと動かないものがある。また、切り替えができる機構があることもある。
ブレーキ
バーハンドル、足でブレーキをするタイプなどがある。
製造メーカー